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2002 Fiscal Year Annual Research Report

血管内ステント留置後再狭窄発生メカニズムの実験病理的研究-ウサギ頚動脈再障害モデルによる検討-

Research Project

Project/Area Number 13671218
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

重松 宏  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (40134556)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大城 秀巳  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80272558)
小山 博之  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (10241994)
Keywords再障害モデル / バルーン障害モデル / 内膜肥厚 / ステント / ステント留置後再狭窄 / TRAF / ジーンチップ
Research Abstract

1.内膜細胞の増殖を促す刺激因子に関して
昨年度の研究でステント留置後のウサギ頚動脈において、細胞分裂が血管内腔に近い部位で活発であることが明らかになった。また血管内腔には多数の白血球細胞が長期にわたり付着していることも認められた。この両所見より、ステント留置後の血管内膜における細胞増殖は炎症の機転と関わりが深いと推論し、炎症シグナルの伝達で重要であるTRAFに注目して研究した。TRAF-2,5,6それぞれのドミナントネガティブ(DN)体を発現プラスミドベクターに組み込んだものを、血管壁にin vivo electroporation法を用いて遺伝子導入し血管障害に対する反応を検討した。まずステントのモデルを用いる前に通常のバルーン障害モデルで中膜平滑筋細胞への影響を調べた。TRAF-DNを正常のラビット頚動脈壁へ導入しその2日後にバルーン障害を加え、さらに2日後に殺処分とし中膜平滑筋細胞の細胞分裂の程度をBrdU indexを用いて計測した所、対照と比較して有意な細胞分裂の低下を認めた。障害後2週間における内膜肥厚の程度も有意に抑制することが明らかになり、内膜肥厚形成機転におけるTRAFシグナルの重要性が示された。現在、バルーン障害後1週間の頚動脈へ同様にTRAF-DNを遺伝子導入し、内膜細胞の細胞増殖に及ぼす影響を計測中である。
2.ステント留置後の遺伝子発現に関して
昨年度の研究では、ステント後再狭窄の発生機転においてマトリックスの増生も重要であることがしめされた。従って、マトリックスタンパクの遺伝子発現をメーンとしてそれ以外の遺伝子発現もあわせて、ジーンチップを用いて検討中である。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Inoue S, Koyama H, Shigematsu H: "Cell repliation induces in stont lenargroud in rabbit carotid artery"Atherosclerosis. 162. 345-353 (2002)

  • [Publications] Inoue S, Koyama H, Shigematsu H: "Pathogonetis hetorogonoity of in-stont lgsion. fenration in human poniploral arterial chucas"J.Vusc Surg. 35. 672-678 (2002)

  • [Publications] 小山 博之, 重松 宏: "外膜障害による動脈壁の反応に関する実験的"脈管学. 42. 349-356 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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