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2001 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子組み替え蛍光ラットを用いた移植免疫寛容誘導メカニズムの研究

Research Project

Project/Area Number 13671234
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

松岡 順治  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (30332795)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 英司  自治医科大学, 医学部, 教授 (00245044)
田中 紀章  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10127566)
Keywords小腸移植 / 門脈内注入 / 免疫抑制
Research Abstract

1.実験モデルの確立
血管吻合を件うラット移植動物実験においては実験手技の困難さによりHepato-porto-intestinal Axisの重要性を示す実験系の確立が遅れている。特にこれまでのラット小腸移植モデルは、ドレナージが手技的な問題から下大静脈系になされている。本研究においては門脈-門脈吻合による容易で安定なラット同所性小腸移植系の確立が必須である。平成13年度においてはGFPTgラットを用いた門脈ドレナージ小腸移植を岡山大学動物実験施設において行った。特に、腸管吻合を行い、食餌が腸管内を通る実験系を確立し、腸管粘膜の良好な維持ができることを確認した。このGFPTgラットは共同研究者の自治医科大学小林英司らによって産生された。
2.小腸移植におけるドナー細胞とレシピエント細胞の分布
平成13年度はACI(RT1^a)をドナーとしLewis(RT1^1)をレシピエントとする系においてレシピエント細胞がドナー小腸にどのように浸潤するかを検討した。FITC標識抗ラットRT1^<a,b>抗体とフローサイトメトリーを用いてレシピエント小腸の粘膜浸潤細胞の表面抗原を測定した。この結果移植後5日目の小腸粘膜下に存在するリンパ球はその70%以上がドナー由来のものであることが明らかとなった。また、GFPラットをレシピエントとしnon-GFPラットをドナーとして移植5日後に小腸粘膜下のリンパ球の蛍光を観察すると、その由来は前述の実験とほぼ同様の結果が得られた。これらの結果は平成14年3月にインドで行われたアジア移植学会において発表した。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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