2002 Fiscal Year Annual Research Report
血管吻合部における壁ずり応力の局所的分布とその成因に関する免疫組織学的研究
Project/Area Number |
13671264
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
石橋 宏之 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10257660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 洋 愛知医科大学, 医学部, 助教授 (00131219)
清田 義治 愛知医科大学, 医学部, 助手 (30298591)
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Keywords | 血管吻合 / 端側吻合 / 壁ずり応力 / 吻合部内膜肥厚 / 下肢血行再建術 / 晩期グラフト閉塞 / 閉塞性動脈硬化症 |
Research Abstract |
本研究は、ウサギ総頚動脈に血管端側吻合を作成し、この吻合部における局所の壁ずり応力と、同吻合部の免疫病理組織学的所見の比較を行うものである。 日本白ウサギを用いて、総頚動脈端側吻合モデルを作成した。これまでに11羽のウサギに手術を行った。残念ながら、うち6羽は手術中から手術翌々日までに死亡してしまった。5羽が生存し、手術後2週間で吻合血管が採取できた。これらの血管は全例開存していた。生理的内圧下でホルマリン固定した後、採取した。残念ながら死亡したウサギの血管も実験のコントロール標本として同様に生理的内圧下でホルマリン固定した後、採取した。 これらの採取した吻合血管は、BrdU及びMIBで免疫病理組織学的研究を行う予定であり、現在標本作製中である。この免疫病理組織学的研究により、吻合部局所の細胞分裂の頻度分布を求めることができ、局所壁ずり応力の分布と比較することにより、壁ずり応力が血管内膜remodelingに及ぼす影響を解析する予定である。これまでの研究成果を、昨年5月の第37回欧州外科研究学会(European Society for Surgical Research)において、「Topical wall shear stress and intimal hyperplasia at end-to-side anastomosis」と題して発表した。この内容は抄録集「Proceedings of the 37^<th> Congress of the European Society for Surgical Research,2002,pp365-368」に収載された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Z.S.Jackson, H.Ishibashi, A.I.Gotlieb, B.L.Langille: "Effects of anastomotic angle on vascular tissue responses at end-to-side arterial grafts"J. Vasc. Surg.. 34. 300-307 (2001)
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[Publications] Hiroyuki Ishibashi, Y.Kiyota, H.Ikeda, M.Ojha: "Topical wall shear stress and intimal hyperplasia at end-to-side anastomosis"Proceedings of the 37^<th> Congress of the Eur. Soc. Surg. Res.. 365-368 (2002)