2001 Fiscal Year Annual Research Report
CGH法と定量的経時的マイクロサテライト分析法を用いた胃癌組織の新しい遺伝子診断
Project/Area Number |
13671351
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
鈴木 成治 日本医科大学, 医学部, 助手 (60333118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 信也 日本医科大学, 医学部, 助手 (10267130)
渡辺 秀裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (40191788)
江上 格 日本医科大学, 医学部, 教授 (60089703)
川並 汪一 日本医科大学, 老人病研究所, 教授 (70096973)
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Keywords | CGH / 定量的real timeマイクロサテライト分析法 / 胃癌 / Chromosomal instability / DOP-PCR |
Research Abstract |
胃癌組織におけるCGH分析は、外科凍結標本においては全染色体領域のうち、かなりの多数の領域にDNAコピー数の変化を認め、多種多様なchromosomal instabilityを認めた。高頻度変化領域としては染色体1q,7q,8q,20qのコピー数の増加、16qの欠失を認めた。以上の結果を踏まえ、現在、定量的real timeマイクロサテライト分析法(QuMA)で7q,8q,20q及び16q領域内での複数のマイクロサテライト領域のDNAコピー数を臨床検体を用いて検索中である。DNAコピー数を求めるためのコントロールは今回の結果と従来施行された胃癌のCGH分析における報告例を加味し、DNAコピー数の増加及び欠失をほぼ呈しない5領域のマイクロサテライトマーカーの混合物をpooled referenceとして用いた。更に、ホルマリン固定パラフィン包埋薄切標本1枚中の標的領域に対し、位相差顕微鏡を用いてmicrodissectionを施行し、脱パラフィン及びproteinase消化の後Degenerated oligonucleotide primed (DOP)PCR法を用いてwhole genome amplificationさせることを確立させ、CGH分析にてほぼ新鮮凍結標本と同様の結果を得た。現在、同法を用いて、以前FISH法にて我々のグループで報告してきた早期胃癌におけるchromosomal instabilityを解析中である。
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