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2001 Fiscal Year Annual Research Report

食道癌細胞におけるProtein Kinase CとChimaerimの役割

Research Project

Project/Area Number 13671361
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

藤井 輝彦  久留米大学, 医学部, 助手 (50199288)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山名 秀明  久留米大学, 医学部, 教授 (30140669)
末吉 晋  久留米大学, 医学部, 講師 (30235840)
主藤 朝也  久留米大学, 医学部, 助手 (50309803)
Keywords食道癌 / protein kinase C (PKC) / chimaerin
Research Abstract

食道癌培養細胞株KE3にprotein kinase CのactivatorであるPMAを30nM、1時間投与すると投与24時間後にはcontrolと比較して23%の増殖抑制作用が認められた。この結果よりKE3の細胞増殖にはPKCが関与していることが考えられた。さらにKE3の内因性PKCδはwestern blotの解析では中等度の発現が認められた。
従って、KE3細胞において、PKCの中でもPKCδはKE3細胞の増殖に関与している可能性が考えられた。そこで、この現象を裏付ける目的でKE3にPKCδ adenovirus(PKCδ AdV)を感染させ、PKCδを強制発現させることによりその生物学的効果を検討した。まず、PKCδ AdV感染24時間後にPKCδ蛋白の発現をwestern blotで確認したが、良好な発現が認められた。さらに感染後24時間後にはcontrolと比較して60%の細胞増殖抑制が認められた。以上より、KE3細胞においてPKCδは強い細胞増殖抑制作用を有することが示唆された。今後は増殖抑制のメカニズム、とくにMAPKを中心とした細胞内シグナルの変化を検討していく予定である。
食道癌切除標本による抗Chimaern抗体を用いた免疫染色では、chimaerinは上皮細胞の細胞質に発現しており、上皮細胞の増殖に強い関係があるものと考えられた。今後、Chimaerin発現と臨床病理学的所見との関係を明らかにしていく予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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