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2001 Fiscal Year Annual Research Report

心臓の虚血再灌流障害とフリーラジカルによる酸化障害についての研究

Research Project

Project/Area Number 13671414
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

野島 武久  近畿大学, 医学部・附属病院, 講師 (00319740)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊國 伸哉  京都大学, 医学研究科, 助教授 (90252460)
米田 正始  京都大学, 医学研究科, 教授 (20303810)
西脇 登  近畿大学, 医学部・附属病院, 教授 (70319739)
Keywords再灌流障害 / 心筋 / 酸化ストレス
Research Abstract

1 心筋梗塞後の酸化ストレスの検証
[方法]SDラット108匹を使用し3群に分類それぞれ、A群:35%以上の大きな心筋梗塞群(心不全群)、B群:15〜20%の心筋梗塞群(梗塞群)、C群:対照群とする。この3群において心エコーにて心不全の程度を確認しながら3、6、12、24、48時間後および1、2、4、6週後に心筋標本を採取。8-Hydoroxy-2"-Deoxyguanosine (8-OHdG)の免疫染色にて酸化ストレスの局在を評価し高速液体クロマトグラフィーにて定量する。同時に核の傷害についてPoly (Adenosine Diphosphate-Ribose) polymerase (PARP)で形態、定量的に評価し心不全に関わる酸化ストレスと直接虚血による酸化ストレスの比較を行った。
【結果]心筋梗塞後の酸化ストレスは6時間と2週間日の2峰性のピークがみられた。最初のピークは虚血による障害、二度目は心不全による障害を示すと考察された。局在は心筋梗塞部は約48時間後には心筋細胞が死滅しその周囲部には4〜6週後にも比較的高い酸化ストレスがみられた。遠位部は心筋梗塞直後には酸化ストレスはみられず心拡大が始まる1週目を過ぎて次第に上昇2週目をピークとし、4週目には正常化した。
2 再灌流時の酸化ストレスの検証。
【方法】SDラット36匹を使用し二匹一組で6組ずつ3群に分類。A群:虚血再灌流群、B群:虚血群、C群:無虚血群とする。ランゲンドルフ灌流モデルでラット心を摘出後サポートラットにて灌流しA群120分灌流+20分虚血+20分灌流、8群:20分灌流+20分虚血、C群:60分灌流としそれぞれ8-OHdGとPARPにて評価する。
[結果]再灌流後の酸化傷害は再灌流直後より上昇し、20分灌流後も持続した。灌流後3分ですでに上昇していること、無血下の条件で上昇している事から、細胞内の酸化物質の活性化による障害が示唆された。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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