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2001 Fiscal Year Annual Research Report

脳損傷修復に関する反応性グリア細胞の役割の解明

Research Project

Project/Area Number 13671448
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

磯野 光夫  大分医科大学, 医学部, 助教授 (60151437)

KeywordsTGF2 / astrogliosis / microglia / IL-6
Research Abstract

#ステロイ投与によりTGFαを過剰発現するTgマウス(B6D2-TgN MMTVTGFA29Rj)にて,ステロイドの投与量,期間によるアストロサイトの発現の状況を検討した.その結果,dexamethasone 25mg/KGの1週間腹腔内投与が至適と考えられた.この状態では,アストロサイトは組織学的に,胞体の拡大,突起の肥厚,伸張など,hypertrophicな変化を示した.これはdexamethasone投与終了後も持続した.
#stab woundによる脳損傷における検討.dexamethasone投与例では,受傷後3日目では,コントロールに比べ,アストロサイトの反応性変化は有意に増強されていた.しかし,7日後にはGFAPの発現には明らかな差はみられなかった.また,受傷前のpreconditioningによる効果は認められなかった.これらの結果は,TGFαはアストロサイトの損傷後早期の反応に対しては,増強効果は有するが,それ以降のastrogliosisに対する作用は少ないものと考えられた.
OX42染色では,dexamethasone投与例ではむしろ反応が抑制されていた.更にIL-6はdexamethasone投与例では発現が亢進していた.
#今後は,TGFβとの関連も含め,更に詳細な機序を検討予定である.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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