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2002 Fiscal Year Annual Research Report

脳損傷修復に関する反応性グリア細胞の役割の解明

Research Project

Project/Area Number 13671448
Research InstitutionOITA MEDICAL UNIVERSITY

Principal Investigator

磯野 光夫  大分医科大学, 医学部, 助教授 (60151437)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上田 徹  大分医科大学, 医学部, 講師 (90315333)
KeywordsTGF / astrocyte / microglia / BrDU
Research Abstract

#まず,前年度から引き続き,ステロイド投与によりTGFαを過剰発現するTgマウス(B6D2-TgNMMTVTGFA29Rj)にて,脳損傷におけるグリア細胞の発現の再検討を行った.再度,コントロールにて組み込まれたTGFαの遺伝子の脳内での発現を免疫染色,PCRにて確認した.この詰果,dexamethasome投与例では,優位に脳内でのTGFαの発現が亢進しており,特に皮質神経細胞での発現が認められた.
#損傷モデルでは,受傷後3日目,7日後にはGFAPの細胞増大,突起進展の増加が認められ,IL-6の発現が亢進してが認められた.OX42染色でマイクログリアの反応性を検討したが,dexamethasone投与例でその発現に優位な変化は認められなかった.
#これらのモデルで,BrDU投与によりアストロサイトの新生の有無を検討した.
非損傷のコントロールでは,ステロイド投与例では非投与例より,若干のBrDU陽性細胞,すなわち新生細胞が海馬を中心に認められたが,損傷後の所見では皮質には優位な差はみられなかった.
これらの結果より,TGFαはアストロサイトの過成熟を誘導するが,新たな細胞新生への関与はうすいものと考えられた.
#現在,ステロイド投与によりTGFαを過剰発現するTgマウス(MMTVTGFB31Rj)を用い同様の検討を行っている.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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