2001 Fiscal Year Annual Research Report
培養Schwann細胞を用いた人工神経開発のための研究
Project/Area Number |
13671488
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
西浦 康正 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (80208131)
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Keywords | 神経再生 / Schwann細胞 / 培養細胞 |
Research Abstract |
ラットでSchwann細胞の培養を行った。 人工素材であるPLGA meshにcollagenをコーティングした素材(PLGA-collagen mesh)に、培養Schwann細胞を付着させることを行ったが、細胞の付着は必ずしも良好ではなかった。Collagenのコーティングが不十分である可能性が考えられた。また、PLGA-collagen meshを巻いて作成したtubeでラットの坐骨神経の15mmの神経欠損長を架橋する実験を行った。12週でPLGA-collagen meshは吸収されていたが、神経はほとんど架橋されなかった。別のモデルとして、フィブリン糊の中で培養Schwann細胞を増殖させることを行ったが、Schwann細胞は表面上では増殖するものの、内部での伸展は不良であった。今後は、コラーゲンのmicrotubeを作成し、それに培養Schwann細胞を付着させることを行う予定である。
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