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2002 Fiscal Year Annual Research Report

特発性側弯症の病因―遺伝的胸椎前弯・前側弯兎を用いて―

Research Project

Project/Area Number 13671548
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

瀬本 喜啓  大阪医科大学, 医学部, 助教授 (20171358)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬場 一郎  大阪医科大学, 医学部, 助手 (60330073)
金 明博  大阪医科大学, 医学部, 講師 (80298760)
Keywords突発性側弯症 / Lordoscoliotic Rabbit(LSR) / メラトニンレセプター / real-time RT-PCR
Research Abstract

【目的】特発性側弯症の自然発症動物モデルである遺伝的胸椎前弯・前側弯兎(Lordoscoliotic Rabbit ; LSR)における脊柱変形とメラトニンおよびメラトニンレセプター(以下レセプター)との関連を明らかにすること。
【従来の研究経過・研究成果】LSRの血中メラトニン値は変形進行期において正常群に比し有意に高値であった(P<0.05)。また血中メラトニン値と前弯および側弯角に相関関係はみられなかった。脊椎骨におけるレセプターmRNAの検索をRT-PCR法を用いて行ったところ4週齢の脊椎骨組織よりレセプターmRNAの発現が認められた。
【対象と方法】
脊椎構成要素におけるレセプターmRNAの発現の有無を観察し、LSRと正常群におけるレセプターmRNA発現量の比較を検討した。
4週齢のLSR8匹を用いた。正常の日本白色家兎、同週齢を同数用いてコントロール群とした。LSRおよびコントロールより頂椎を含む脊椎骨および脊髄を摘出した。RNAを抽出し、それぞれの組織におけるmRNAの発現量をreal-time PCRを用いて比較検討した。
【結果】
脊椎骨および脊髄においてレセプターmRNAの発現が認められた。内部標準としてGAPDHを用いた定量的RT-PCRにおいて、LSRの脊椎骨および脊髄のレセプターmRNAの発現量は正常群と比較し有意差は認められなかった。
【考察】
レセプター機構の異常によるfeedback作用の可能性を確認するため、レセプターの量的異常の有無をRNAレベルにおいて検討した。脊椎骨および脊髄においてレセプターmRNAの発現量に差がみられなかったこのことより今後さらに椎間板および周囲靭帯を含めた組織の検索およびその他の異常(シグナル等)も検討する必要があると考える。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 傍島 聰: "脊柱変形におけるメラトニンレセプターの関与"日本整形外科学会誌. 75,8. s908 (2001)

  • [Publications] Satoshi Sobajima et al.: "Implication for Melatonin and Its Receptor in the Spinal Deformities of Hereditary Lordoscoliotic Rabbits"SPINE. 28(6). 554-558 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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