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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト前立腺癌xenograftの作成とホルモン非依存性獲得のメカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 13671650
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

木下 秀文  京都大学, 医学研究科, 助手 (30324635)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 新吾  京都大学, 医学研究科, 講師 (80322741)
賀本 敏行  京都大学, 医学研究科, 講師 (00281098)
小川 修  京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)
西山 博之  京都大学, 医学研究科, 助手 (20324642)
Keywords前立腺癌 / xenograft / ホルモン非依存性
Research Abstract

1)前立腺癌生検組織からのxenograft作成について。
経直腸的生検から得られた生検組織からxenograftの作成を試みているが、大腸菌などの汚染は通常の抗生剤を含んだ培養液の使用により、10%以下に抑えられた。ただし、本方法では、癌細胞数が少なすぎる可能性があり、実験計画は2)に移行している。
2)前立腺全摘除術の標本からのxenograftの作成について。
前立腺組織の短期培養後、あるいは直接、SCIDマウス皮下にxenograft作成を行っている。少数例で、graftが生着したと思われ増殖したが壊死に陥った。いくつかの問題の可能性があるが、いずれも血管の増成が不十分であると考えられた。この点について工夫して現在実験の継続中である。
3)前立腺癌患者の剖検例(転移組織)からのxenograftの作成。
2年間で3例の方々に同意が得られ、xenograftの作成を試みている。癌組織としては、最も悪性度が高くxenograftを作成するためには条件の良い組織であるが、一般的に末期癌の患者は、免疫力の低下などのため、全身性の感染症(敗血症)を併発していることがほとんどであり、いずれのgraftも抗生剤の効果に乏しい細菌あるいは真菌の感染により汚染している。
以上の経過から、前立腺全摘除術術標本からのxenograftの作成が最善であると考え研究を継続中である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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