2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13671669
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
吉村 力勇 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (50285293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲谷 達也 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40183511)
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Keywords | umbilical cord blood / NK細胞 / CD56 |
Research Abstract |
B-6マウスの胎児の肝より得られた幹細胞を移植されたSCIDマウス(FLCT)を用いて,移植後3および12ヶ月後にマウスをと殺して各種血球細胞の再構築,特にhostのNK細胞の活性について検討した.Group Aでは幹細胞移植と共に,抗ウサギasialo-GM1抗体を2日投与した群である.GroupBでは正常ウサギ抗体を投与した群である.その結果,FLCTの1ヶ月後にはdonorの細胞比率はGroup Aでは50〜89%であったが,Group Bでは0〜6%であった. また,臍帯血(umbilical cord blood, UCB)移植をうけたhostにおけるGvHDの危険を予想するため,donorのUCBの各種細胞を培養して,NK細胞の役割について調べた.CD56はNK cellの表面マーカーと考えられている.CD56はCD3+UCBの1〜5%に相当し,CD3+の末梢血単核球の5〜8%に相当する.Mixed lymphocyte eaction (MLR)後1ヶ月ではCD3+UCBの12〜25%に見られた.ただし,末梢血単核球ではほとんど差は見られなかった. またさらに、マウス心移植モデルにおいて,慢性拒絶反応におけるNK cellの役割について調べるため,non-obese diabetic and immunodeficient (NOD-SCID, H-2d)マウスの腹腔内に他種のマウスC57/BL6 (B6)(H-2b)の心移植を行い,検討したところ,B6マウスのみの心移植では拒絶反応は見られなかったが,T cellまたはT cellとNK cellを同時に投与したマウスでは拒絶反応は見られた.このことより,T cellのみならずNK cellも慢性拒絶に重要な役割をしていることがわかった.
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[Publications] Hase T, Yoshimura R, Wada S, Chargui J: "Dentric cells, generated in vitro, are immunocompetent and very useful in the induction of specific CTL activity"Transpl Proc. 33(7,8). 3814-3815 (2001)
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[Publications] Chargui J, Hase T, Wada S, Naganuma T, Yoshimura R: "NKT cells as non specific immuno-regulator inducing tolerance in mouse model transplantation"Transpl Proc. 33(7,8). 3833-3834 (2001)