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2002 Fiscal Year Annual Research Report

骨代謝におけるアンドロゲンの影響に関する検討

Research Project

Project/Area Number 13671757
Research InstitutionHYOGO COLLEGE OF MEDICINE

Principal Investigator

小森 慎二  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60195865)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 宏幸  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (80330447)
霞 弘之  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (00289068)
Keywordsアンドロゲン / アンドロゲンレセプター / 骨芽細胞 / 骨肉腫細胞株
Research Abstract

ヒトの骨芽細胞株を用いてアンドロゲン作用の検討を行った本研究では、アンドロゲンが直接骨芽細胞における骨形成能を促進する作用は認められなかった。一方で、有意ではないが、エストロゲンおよびBMPによる骨形成作用を抑制する傾向が認められた。今後さらにこの抑制効果の検討が必要と考えられる。以下に概要をまとめる。
(1)骨芽細胞におけるアンドロゲンレセプターの発現の検討
骨形成能のあるヒト骨肉腫細胞株NOS1及びNOS2を用いて、アンドロゲンレセプターの発現をノーザンブロット法にて検討したところ、NOS1細胞ではARが発現していなかった。一方ERαとERβはともに発現していた。また、NOS2ではERβが発現していなかった。一方ARとERαは発現していた。これらにDHT、エストロゲン、IL1,IL6を添加しても発現量に変化は認めなかった。
(2)骨芽細胞におけるアンドロゲンのアンドロンレセプターを介した機能の検討
ヒト骨肉腫細胞株NOS1にアンドロゲンレセプターをelectroporation法にて導入しAR遺伝子を発現する細胞株を樹立した。その細胞株(No11)にDHTを添加して骨形成への影響をosteocalcin, alkaline phosphataseの産生能を計測して検討した。その結果DHT添加では、骨形成能の促進は認められなかった。BMPおよびエストロゲンを添加した上で、DHTを添加した場合に抑制する傾向が認められた。アンドロゲンはBMPおよびエストロゲンの骨形成促進する作用を抑制する可能性が示唆された。現在さらに検討中である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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