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2001 Fiscal Year Annual Research Report

歯原性腫瘍の発生メカニズムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 13671927
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

亀山 洋一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (70113066)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 恵美子  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (60111001)
前田 初彦  愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (30175591)
Keywords動物 / 顎骨 / 歯胚 / 培養 / ヘテロサイクリックアミン / 細胞増殖因子
Research Abstract

本研究では、発癌物質のヘテロサイクリックアミンと増殖因子が歯胚組織におよぼす影響を実験的に研究し、ヒトの顎骨に生じる歯原性腫瘍の発生メカニズムを解明することを意図している。マウスの胎仔の顎骨から歯胚を摘出し、それらの歯胚をA〜G群に分け、それらを次に述べる培地で三日間培養を行った後、組織学的ならびに免疫組織化学的に検索した。胎生17日のddyマウス胎仔より下顎第1臼歯歯胚を摘出し、それらを下記のような7群に分け、BGJb培地を用いて器官培養を行った。歯胚をA群ではBGJb、B群ではDMSO、C群ではTGF-α(0.2μg/ml)、D群ではTrp-P-2(1μg/ml)、E群ではTrp-P-2(5μg/ml)、F群ではTrp-P-2(1μg/ml)+TGF-α(0.2μg/ml)、G群ではTrp-P-2(5μg/ml)+TGF-α(0.2μg/ml)を含む培地で培養した。各群5個の歯胚を3日間培養後、組織学的に検索した。A、B群では、正常な歯に比較的類似した象牙前質、エナメル基質の形成がみられた。C群では、A群と比較して咬頭形成が抑えられ、エナメル髄の容積が増加していた。D、E群では、A群よりも不規則な咬頭の形成が認められた。F、G群では、外エナメル上皮細胞の増殖が認められ、不規則な咬頭形成が認められた。本実験の結果から、TGF-αならびにTrp-P-2は、歯胚の不規則な咬頭形成を引き起こし、また、TGF-αは上皮細胞の増殖を引き起こすことが推測された。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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