2001 Fiscal Year Annual Research Report
扁平上皮癌におけるhistone H3 mRNAと各種cyclin,Cdkの発現
Project/Area Number |
13671929
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
西川 哲成 大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (70140209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益野 一哉 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (40288775)
富永 和也 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (80278572)
田中 昭男 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (10121823)
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Keywords | histone H3 / p53 protein / BrdU / ki-67 / squamous cell carcinoma / papilloma / verrucous carcinoma / epithelial dysplasia |
Research Abstract |
1.Histone H3 mRNAとp53 proteinの染色法に関し、CSA法、Envision法、LSAB法などを応用して二重に染色する方法を再度検討した。その結果、histone H3をin situ hybridizationに続き、P53はLSAB法でAECで染色し、最後にhistone H3をBCIP/NBTで染色する方法が最良であることがわかった。 2.ラットにBrdUを投与して小腸のパラフィン切片を作成し、histone H3とBrdUを染色した。その結果、histone H3が検出されたことから同方法はラットの細胞にも応用できることがわかった。また、BrdUの陽性細胞はhistone H3のそれより多く観察された。なお、DMBA塗布によるラットの発癌は進行中である。また、ヒト口腔癌を用いてhistone H3とki-67を染色した結果、それら二重に染色された細胞が多くみられ、ki-67陽性細胞の方が多かった。 3.口腔領域に発生した腫瘍病変のパラフィン切片を作成し、それらをEpithelial dysplasia, papilloma, verrucous carcinomaそしてsquamous cell carcinoma(SCC)に分類し、それぞれhistone H3とp53の二重染色を行った。その結果、病変のない重層扁平上皮ではhistone H3とp53は散在するも、二重に染色された細胞は見られなかった。Epithelial dysplasiaでは二重染色された細胞が多くみられ,基底層から有棘層にいたるまで広く観察された。papincmaでは二重染色は基底層のみに、verrucous carcinomaとSCCでは基底層から有棘層様の細胞に陽性細胞が多く認められた。また、SCCにおいてp53とp21の二重染色を行ったところ、p53とp21の一重染色された細胞は減少した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Nishikawa et al.: "A double staining method for histone H3 mRNA and p53 protein in oral tumors using in situ hybridization and immunohistochemistry"International Society for Preventive Oncology. 6th. S-155 (2002)
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[Publications] YR.Fang et al.: "Immunohistochemistry of p53, p2land p27 proteins in oral SCC"Journal of Dental Research. 81. A-298 (2002)