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2001 Fiscal Year Annual Research Report

血清に存在する骨形成調節因子の解析

Research Project

Project/Area Number 13671951
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

片桐 岳信  昭和大学, 歯学部, 助教授 (80245802)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 直之  松本歯科大学, 総合歯科医学研究所・機能解析学, 教授 (90119222)
新木 敏正  昭和大学, 歯学部, 講師 (90138420)
宇田川 信之  松本歯科大学, 口腔生化学, 教授 (70245801)
Keywords骨形成 / 骨誘導因子 / 血清 / 骨芽細胞 / 細胞分化 / 受容体
Research Abstract

全身の骨形成を統括的に促進するような因子が存在する可能性を想定し、血清を試料として骨芽細胞の分化・機能を促進する因子を検討した。培養細胞を用いた細胞分化を指標としたアッセイ系において、骨芽細胞の分化を強く促進する因子の存在が示唆された。種々の細胞を用いて検討したところ、骨芽細胞様の細胞で特に強い活性が認められた。この因子による骨芽細胞の分化促進活性は、ドミナントネガティブ型の骨誘導因子受容体(BMPR-I)を発現させた細胞では有意に低下していた。さらに、塩析やカラムを用いたタンパク質の分画を行い、活性物質を濃縮・精製する方法を予備的に検討した。
さらに、大腸菌を用いて、BMPR-IAの細胞外のリガンド結合領域をチオレドキシンとの融合タンパク質として発現させる条件を検討した。このとき、融合タンパク質にヒスチジンタグを付加することにより、リコンビナントタンパク質の精製と検出を容易にした。予備的な試験の結果、実際にこのリコンビナント受容体はニッケルカラムで高純度に精製可能であることを確認した。また、この融合タンパク質は骨誘導因子との結合力を保持していることも確認された。両者の複合体形成は、ニッケルビーズを用いた共沈降実験でも確認された。
次年度は、今年度の予備検討の結果を踏まえ、血清を試料として骨芽細胞の分化を促進する因子の純化に取り組む予定である。活性物質を純化できた場合には、TOF-MASS等の解析によりタンパク質の同定を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Katagiri, T, Takahashi, N: "Regulatory mechanisms of osteoblast and osteoclast differentiation"Oral Diseases. (in press).

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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