2001 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌頸部リンパ節転移診断におけるらせん走査型CTの至適撮影条件の検討
Project/Area Number |
13671965
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
林 孝文 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80198845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平 周三 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70313525)
勝良 剛詞 新潟大学, 歯学部・附属病院, 助手 (30283021)
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Keywords | 口腔癌 / 頸部リンパ節転移 / らせん操作型CT / 経静脈造影 / 三次元表示 / volume rendering画像 / MPR画像 / 画像再構成間隔 |
Research Abstract |
本年度以前にらせん走査型CTにより撮影を行った症例について、頸部郭清術を施行し病理組織学的検索がなされた34症例の画像データをMOディスクに保管し、個々の症例の転移リンパ節について、病理組織標本のマクロ所見と比較検討を行った。当該年度における口腔癌患者については、平成13年1月より12月までの1年間に本学歯学部附属病院にてCT撮影を行った1222症例中、頸部リンパ節転移の可能性のある悪性腫瘍症例はのべ264症例であった。このうち、経静脈造影を施行したのは252症例(95%)であった。経静脈造影CTはIopamidol 100mlあるいはIoversol75mlを使用し、造影剤自動注入装置にて秒間1.5ml前後の速度で注入し、注入開始後45秒前後よりヘリカルスキャンを行った。エックス線ビーム厚を2ないし3mmとし、1秒間に管球1回転、テーブル移動速度を秒間3mmで撮像を行った。画像再構成間隔は1mmとし、MOディスクを介して、本研究費により購入した医用画像表示システム(KGT社製Medical Viewer 3.0)に転送してMPR画像及びvolume rendering法による三次元表示画像を作成した。今年度は特に舌癌に対象を絞って検討した。超音波断層撮影法により後発転移リンパ節を検出した10症例において、その後に撮影したCTデータを解析した結果、すべてのリンパ節を上述の撮影条件により得られた画像データから再構成したvolume rendering画像で明示することが可能であった(歯科放射線,2001;41:240-244)。
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Research Products
(1 results)