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2001 Fiscal Year Annual Research Report

頭頸部慢性疼痛患者のストレス付加時HPA系機能と疼痛閾値に関する分子生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 13672032
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

鈴木 康司  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30304322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前川 賢治  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (20304313)
完山 学  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (90294420)
窪木 拓男  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00225195)
笠井 昭夫  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00335613)
KeywordsCP刺激 / HPA系 / コルチゾル / 副腎皮質刺激ホルモン / 副腎皮質刺激ホルモン放出因子
Research Abstract

正常被験者に規格化されたストレス刺激(cold pressor刺激,CP刺激)を負荷した際の血液中のコルチゾル,副腎皮質刺激ホルモン(ACTH),副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)の濃度変化を測定し,CP刺激がこれらのHPA系関連のホルモン濃度変化に影響を及ぼすかどうか検討した.
[方法]
被検者の右側上腕部に2分間のCP刺激を付加し,刺激直前,直後,5,15,30,45,60分後に血液を採取し,血漿を分離した.採取した血漿中のコルチゾル,ACTH, CRFについてラジオイムノアッセイ法を用いて濃度を測定した.同時に心拍数,血圧も連続的に記録した.
[結果]
1.ACTHはCP刺激5分後に濃度が最大となった.コルチゾルは刺激30分後に濃度が最大となった.これらは有意にCP刺激の影響を受けていた(p<0.0001).一方でCRFは有意な濃度変化がみられなかった.
2.心拍数,血圧ともにCP刺激の影響を有意に受けており刺激中に最も高い値を示した(p<0.0001).
心拍数や血圧の変動が示すとおり,CP刺激により交感神経系ではより急速な応答が営まれていることが確認できた。一方HPA系では,急性ストレスであるCP刺激に対して交感神経系よりも緩やかな反応を示し、非常に長時間にわたってその影響が持続することがわかった。以上のことより本実験モデルはHPA系機能を評価する有効な手段であることが示された.今後は正常者と慢性疼痛患者を比較することによりストレスと慢性疼痛との関連を検討していく予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 鈴木康司 ほか: "Cold Pressor刺激時の視床下部-脳下垂体-副腎系調節ホルモンの血中濃度変化"第14回日本顎関節学会総会・学術大会プログラム・抄録集. 80 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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