2002 Fiscal Year Annual Research Report
血管新生抑制遺伝子アンジオスタチン腫瘍局所導入による口腔癌遺伝子治療の基礎的研究
Project/Area Number |
13672127
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
李 宇錫 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (90288085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大見 寧 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (10318892)
松本 剛一 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (60199867)
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Keywords | angiostatin / 口腔癌 / 遺伝子導入 / 血管新生 |
Research Abstract |
悪性腫瘍は局所において血管を新生し栄養の供給を受けながら増殖を続ける。そのため腫瘍新生血管を制御することは治療上有用と考えられている。われわれは現在までにマウス扁平上皮癌細胞に血管新生抑制因子である.angiostatin遺伝子を導入したtransfectantを作製し解析したところ、angiostatinは腫瘍局所の血管新生を抑制し腫瘍の増殖を抑制することを確認してきた。そこで今回、angiostatinによる遺伝子治療の臨床応用のさらなる可能性を検討するために、ヒト口腔癌細胞株KB細胞をヌードマウスに移植後angiostatin遺伝子をin vivoで導入を行いその効果について検討した。【方法】KB細胞をヌードマウスの背部皮下に移植し腫瘍径が5mmになったところでexpression vectorに挿入したマウスangiostatin遣伝子を遺伝子導入用リポソームに包埋した後、腫瘍結節内に2日おきに計5回投与し遣伝子導入を行った。【結果】angiostatin遺伝子導入群では著しい腫瘍増殖の抑制が認められた。またangiostatinは腫瘍細胞の一部に発現しており、angiostatin遺伝子導入群では血管数の減少と腫瘍細胞のアポトーシスが認められた。【結論】口腔癌に対するangiostatin遺伝子導入は腫瘍抑制効果があり、その有用性が示唆された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Matsumoto G. et al.: "Growth of human squamous cell carcinoma xenografts in mice is inhibited by local angiostatin gene therapy"Oral Oncology. 38. 543-548 (2002)
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[Publications] Ohmi Y., et al.: "Tumor growth inhibited by the expression of endostatin cDNA in murine squamous cellcarcinoma"The Bulletin of Kanagawa dental college. 29(2). 67-74 (2001)