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2002 Fiscal Year Annual Research Report

In vivoにおけるフッ素の歯垢中細菌への影響について

Research Project

Project/Area Number 13672175
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

内川 喜盛  日本歯科大学, 歯学部, 講師 (00176679)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河上 智美  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (30277595)
Keywords幼児 / う蝕 / ミュータンスレンサ球菌 / フッ素洗口
Research Abstract

神奈川県横浜市の園児5〜6歳児を対象に,フッ素洗口を行い,洗口開始からの唾液中のフッ素濃度と唾液中のミュータンスレンサ球菌の濃度の変化を経時的に調査し比較換討した。
フッ素洗口は水道水にて洗口の練習後,225ppmF,5ml,10秒とし,週5日行った。唾液の採得は洗口22時間後に刺激唾液を採得し,洗口開始前(Baseline),洗口開始7日後,l,2,3か月後に行い,フッ素濃度採得試料とした。フッ素濃度の計測はフッ素電極(Orion Combination F electrode, Mode1 920A, Orion Research)を用いた。ミュータンスレンサ球菌の測定は,簡易細菌数測定法Dentocult SMを用い,指示書にしたがい,Score0〜3まで4段階に分類した。
対象者のdeft, dmfsはそれぞれ3.67,7.7であった。対象者において洗口剤の誤飲は認められなかった。唾液中フッ素濃度はbaseline時は0.012ppmF,7日後,l,2,3か月後でそれぞれ0.015,0.015,0.017,0.019ppmFと上昇し,lか月以降はbaselineと比較して有意に高い値を示した。
対象者の67%がミュータンスレンサ球菌レベルはScore2,3に分類され,う蝕ハイリスク集団であることが分かった。しかし,フッ素洗口に伴い,ミュータンスレベルは減少し,3か月後において有意に減少を示した。
以上より,今研究におけるフッ素洗口法は通常法と比べ洗口量は少なく,洗口時間が短いにもかかわらず唾液中のフッ素濃度,およびミュータンスレンサ球菌レベルに影響を及ぼすことが示唆された。
今後,ミュータンスレンサ球菌に及ぼす影響を詳細に検討する予定である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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