2002 Fiscal Year Annual Research Report
メラトニン応用による新しい歯周組織再生治療法の開発
Project/Area Number |
13672194
|
Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
藤井 健男 北海道医療大学, 医療科学センター, 助教授 (30173389)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 隆史 北海道医療大学, 歯学部・歯科保存学第二講座, 講師 (40265070)
別所 和久 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90229138)
小鷲 悠典 北海道医療大学, 歯学部・歯科保存学第一講座, 教授 (60014338)
|
Keywords | メラトニン / 実験的歯周炎 / LPS / CD14 / Anti-CD14 antibody |
Research Abstract |
1.実験的歯周炎ラットモデルの作製 成熟ラット(12週齢)の上顎臼歯に矯正用金属結紮線を結紮し、粉末飼料によって実験期間の4週間飼育して実験的歯周炎の惹起を行った。 2.実験的歯周炎ラットモデルにおけるメラトニンの骨吸収抑制に関する解析 実験的歯周炎ラットモデルにてメラトニンを濃度依存的(0-50mg/kg b. w./day)に腹腔内投与し、経時的に屠殺、固定後、臼歯歯間隣接面を中心に顎骨を摘出して病理組織学的評価のための試料を作成した。 3.メラトニンの生体安全性について諸臓器の副作用発現について病理組織学的に検討し、検索した諸臓器重量に著名な変化は認められず、動物レベルでのメラトニン投与の安全性が示された。 4.P.ginigivalis Lipopolysaccharide誘導による実験的歯周炎において、Anti-CD14 Antibodyの歯周炎進展に対する有効性が示された。
|
Research Products
(1 results)
-
[Publications] P.L.Wang, M.O.Mori, T.Fuji, Y.Kowashi et al.: "Effect of Anti-CD14 Antibody on Experimental Periodontitis Induced by Porpyromonas gingivalis Lipopolysaccharide"Jpn. J. Pharmacol.. 89. 176-183 (2002)