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2002 Fiscal Year Annual Research Report

薬効と薬物有害反応の個人差に関与する要因の解析と合理的投与設計システムの開発

Research Project

Project/Area Number 13672393
Research InstitutionOITA MEDICAL UNIVERSITY

Principal Investigator

中野 重行  大分医科大学, 医学部, 教授 (10033341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小手川 喜美子  大分医科大学, 医学部, 助手 (20244171)
小手川 勤  大分医科大学, 医学部, 助教授 (20264343)
中村 紘一  大分医科大学, 医学部, 助教授 (30045520)
Keywordsquazepam / itraconazole / fluconazole / bromzepam / theophylline / St John's wort / CYP2C9 / CYP3A4
Research Abstract

1.遺伝子多型を考慮したquazepamの薬効に及ぼすazole系抗真菌薬の影響
Quazepamの代謝は、チトクロームP450(CYP)2C9とCYP3A4が関与している。Azole系抗真菌薬のfluconazoleは、CYP2C9を強力に阻害し、itraconazoleは、CYP3A4を阻害することが知られている。CYP2C9には、遺伝子多型が報告されており、本研究では、quazepamの薬効に及ぼすこれら抗真菌薬の影響について検討した。いずれの抗真菌薬併用時においても、数字連続加算およびVASを指標にしたquazepamの効果に差は認められなかった。
2.Bromazepam(BZP)の薬物動態および薬効に及ぼすitraconazoleの影響
わが国でよく使われているBZPの薬物代謝酵素に関する研究はない。既に私共の研究において、BZPの薬物動態および薬効はCYP2C9の阻害薬であるfluconazoleによって影響を受けないことを報告したが、本研究では、CYP3A4を阻害するitraconazoleを用いて、その薬物動態および薬効に及ぼす影響について検討した。その結果、薬物動態および薬効のいずれにおいても影響を受けず、BZPの代謝には、CYP3A4の関与は大きくないと考えられた。
3.Theophyllineの薬物動態に及ぼすSt John's wort(セイヨウオトギリソウ)の影響
St John's wortは、薬物の代謝酵素を誘導することが知られており、theophyllineの血中濃度を下げることが症例により報告されているが、本研究では、この点を明らかにする目的で、健常成人を対象に臨床試験を実施した。St John's wortを14日間併用した場合のtheophyllineの血中薬物動態は有意な影響が認められなかった。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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