2001 Fiscal Year Annual Research Report
臨床検査の診断特性関連論文データベースのための収集ストラテジーと構造設計の研究
Project/Area Number |
13672436
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
石田 博 山口大学, 医学部・附属病院, 講師 (50176195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西堀 眞弘 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60189305)
三宅 一徳 順天堂大学, 医学部, 助手 (30190747)
北村 聖 東京大学, 医学部, 助教授 (10186265)
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Keywords | EBM / 診断検査 / 診断特性 / データベース |
Research Abstract |
1.データベースの構造について 2次峻別データベースのCochrane LibraryとBest Evidence、1次文献データベースのPubMedによるMEDLINEをデータベース構造の検討対象とした。その結果、データベースの構造を以下のように仮決定した。 1.一次論文データ: MEDLINEの文献情報は、MEDLINE形式のフィールドを基本構造としてXMLフォーマットでの格納を行い、その中でcritical appraisalされた論文についてはACP journal方式(Diagnosis)での蓄積を行う。 2.二次論文データ: 系統的再評価された論文については、Cochrane libraryのフォーマットに準拠する。 いずれの論文もキーワードをUMLS(MeSHを含む)に基づいて抽出し、その中から、疾患、検査の項目を必須キーワードとすることで、疾患別、検査別の検索を容易にすることとした。さらに、index testとその診断のreference standardや感度・特異度などの診断特性値を別フィールドとして設けた。 II.文献情報の修正、加工について 蓄積されたEvidenceについて他のデータベースとの差別化をはかる為に次の2点を開発中である。 1.それぞれの論文のアブストラクトをWEB上で表示し、和訳の付加や重要項目を抽出表示し、利用者にわかりやすく提示する。また、ボンティアベースでの和訳付加を可能とする。 2.診断特性値からインタラクティブに検査後確率の算出が可能とし、さらに一次論文についてのCritical Appraisalを行うフォーマットを加え、該当論文の質について情報を明示する。 III.国内外の協力について 2001年度のInternational Cochrane Colloquium(フランス、リヨン)にて、臨床検査を担当するMethods Groupメンバーに対してこのプロジェクトを説明し、その進行度合を順次報告して、共同作業への協力を募ることとなった。
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Research Products
(2 results)