2002 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病の一次予防に関する介入についての総合的システム化の研究
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13680014
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
柳川 益美 群馬大学, 教育学部, 教授 (00124660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 貴浩 群馬大学, 教育学部, 助教授 (20289622)
新井 淑弘 群馬大学, 教育学部, 助教授 (00302448)
上條 隆 群馬大学, 教育学部, 助教授 (30185988)
村上 正巳 群馬大学, 医学部, 教授 (30241871)
伴野 祥一 群馬大学, 医学部, 教授 (90164045)
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Keywords | 生活習慣病 / 一次予防 / 健康 / 生活習慣 / スポーツ・運動 / 協働 / 健康評価 / 栄養 |
Research Abstract |
本研究は、平成13年2月から継続して行われており、地域住民の生活習慣に関する意識は明らかに高まり、生活習慣病の1次予防としての大きな成果が期待できる。平成14年9月、15年2月に基礎的健康調査:質問紙調査、生化学的調査(ブドウ糖負荷試験・高感度CRP・血液流動性)、体力調査、面接調査、環境調査等の実施、また健康に関する環境調査、車環境、スポーツエリア環境、生活環境等と生活習慣病の因果関係の調査等を行った。健康に関する意識も高まりつつある。 調査結果をもとに、健康に関する情報提供、相談システムの整備:地域住民を対象に生活習慣病、血液の生化学、食生活、スポーツ・運動、地域のクラブ等に関する講習会・相談会を定期的に開催し、固有の健康意識の高揚をはかった。 また、協力者の養成として健康支援サービスをそれぞれの地域でリードする体育指導員、保健婦を対象に生活習慣病1次予防講座、および地域のクラブ経営講座等を開催した。 以上の研究、サービスに関する幾つかの成果として、生活習慣病の改善、健康の維持向上、地域の健康クラブの結成、クラブ運営の自立、そのクラブに対する地方自治体の資金援助や行政的支援等が現れはじめた。その結果、生活習慣病の1次予防の共通の目的に向けての地域住民のそれぞれの機能の協働システムができつつある。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 柳川益美, 上條隆, 新井淑弘, 後藤貴浩, 伴野祥一, 村上正巳他: "生活習慣病の一次予防システムに関する研究"群馬大学教育学部紀要 芸術・技術・体育・生活科学編. 第37巻. 105-154 (2002)
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[Publications] 伴野祥一, 柳川益美, 村上正巳, 福村幸仁, 上条隆, 後藤貴浩他: "群馬町での生活習慣病予防研究:第1報"群馬保健学紀要. 22. 41-45 (2001)