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2003 Fiscal Year Annual Research Report

長期の異なった食餌がグリコーゲンローディングに及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 13680028
Research InstitutionNara University of Education

Principal Investigator

中谷 昭  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (70116284)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 樋口 満  早稲田大学, スポーツ科学部, 教授 (20192289)
Keywordsラット / グリコーゲン / 高脂肪食
Research Abstract

【目的】ラットを対象に脂肪酸組成の異なる高脂肪食を長期に摂取した場合,グリコーゲンローディングによる骨格筋のグリコーゲン含量の変化にどのような影響を及ぼすのかについて検討した.特に,本年度は中鎖脂肪酸からなる高脂肪食摂取の影響について検討した.
【方法】実験動物として4週令のWistar系雄ラットを用い,これを普通食群(脂質カロリー比が約12%)と中鎖脂肪酸からなる高脂肪食群(脂質カロリー比が約60%)の2群に分け,5週間飼育した.飼育期間中,飼料及び水は自由に摂取させた.飼育期間終了後,両群に2時間の水泳運動を負荷し,運動後普通食及び5%ショ糖液を与えた.運動前,運動直後,運動4時間後及び24時間後にPentobarbital Sodium麻酔下,上腕三頭筋を摘出するとともに,血液を採取した.
【結果及び考察】体重は普通食群で238±2gに対し中鎖脂肪食群では200±24gと中鎖脂肪食群が有意に低い値を示したが,副睾丸脂肪組織重量は中鎖脂肪食群でやや高い値を示した.血中TGは普通食群で96.4±36.7mg/dlに対し,中鎖脂肪食群では200.4±58.5mg/dlと有意に高かった.安静時の筋グリコーゲン含量は普通食群24.1±9.7μmol/gに対し中鎖脂肪食群では9.7±5.3μmol/gと有意に低い値を示した.2時間の水泳運動後には普通食群4.8±3.0μmol/g,中鎖脂肪食群4.0±5.8μmol/gと低下したが,運動4時間後にはやや増加し,運動24時間後には両群とも運動前の値に回復した.今回,骨格筋の糖取り込み能やGLUT4については測定していないが,中鎖脂肪酸による高脂肪食の長期摂取は,糖取り込み能を低下させ,筋グリコーゲン含量を低下させたものと考えられる.また,このような筋グリコーゲン含量の低下は持久力の低下をもたらすものと考えられる.

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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