2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13680029
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
加賀 勝 岡山大学, 教育学部, 助教授 (40185707)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 久雄 岡山大学, 教育学部, 助教授 (30135967)
高橋 香代 岡山大学, 教育学部, 教授 (60163250)
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Keywords | 発育・発達 / 体育授業 / 骨 / 日常生活活動量 / 体力・運動能力 |
Research Abstract |
骨成長に関する発育急進期にある少年期に、望ましい骨形成を促す運動の量と質の関係を明らかにし、体育授業の構成に関する提案をすることを目的としている。さらに、骨成長に必要な運動の量と質を明らかにする中で、小学校期〜中学校期の学校体育授業の果たす役割についても言及する予定である。 平成13年度は、小学生および中学生を対象として超音波法による骨脆弱度測定を実施した。測定は、平成13年8月25日、10月27日、11月12日、11月19日、11月26日に実施した。対象者の総数は82名であった。骨脆弱度測定と同時に乳製品からのカルシウム摂取量、運動量に関する面談調査を実施した。この結果、運動実施状況や運動種目と骨脆弱度に関連が確認された。また、乳製品からのカルシウム摂取量との関連についても詳細を検討中である。 現在までの蓄積したデータとあわせて、平成13年度は、身長・体重・脛骨長などの形態的発育と骨脆弱度の関連について明らかにすることができた。さらに、体力・運動能力の発達に体育授業を含む日常生活活動量が及ぼす影響についてまとめることができた。これらの結果は、2編の研究論文としてまとめるに至った。1編は、日本小児科学会雑誌に「成長期における日常生活活動量の体力・運動能力に及ぼす影響」として投稿し、掲載が決定している(投稿中)。もう1編は英文により、JBMM(Journal of Bone and Mineral Metabolism)に「Ultrasound assessment of tibial cortical bone acquisition in Japanese children and adolescents」として投稿し、平成14年3月発行となった。
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Research Products
(1 results)