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2002 Fiscal Year Annual Research Report

抱合型カテコラミンとトレーニングおよび血圧の関係

Research Project

Project/Area Number 13680032
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

大柿 哲朗  九州大学, 健康科学センター, 教授 (20101470)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丸山 徹  九州大学, 健康科学センター, 教授 (50229621)
斉藤 篤司  九州大学, 健康科学センター, 助教授 (90195975)
Keywords抱合型アドレナリン / 抱合型ノルアドレナリン / 抱合型ドーパミン / 持久的トレーニング / 脱トレーニング / 血圧
Research Abstract

身体運動トレーニングによって抱合型カテコラミンが影響を受けるかどうかを検討するために、脱トレーニングの血漿抱合型カテコラミンを測定した。すなわち前年度の研究で、3ヶ月間のトレーニングを行った被験者(7名)のうち6名について、トレーニングを中止して6ヶ月後に、安静時の血漿中の抱合型および遊離型カテコラミンや最大酸素摂取量を測定した。
トレーニング中止後の最大酸素摂取量は46.6±8.5ml/kg/minであり、トレーニング直後(50.1±8.0ml/kg/min)より有意に低下し、トレーニング前(47.8±7.5ml/kg/min)と変わらなかった。一方、トレーニング中止後の抱合型のアドレナリン、ノルアドレナリンおよびドーパミンは、それぞれ0.59±0.61、5.80±1.87および16.14±5.91nmol/lであり、トレーニング直後(0.45±0.25、7.30±3.79および13.00±3.00nmol/l)ならびにトレーニング前値(0.39±0.14、6.41±1.21および12.42±4.15nmol/l)との間に差異を認めなかった。
前年度の横断的比較研究(長距離走者・柔道選手・座業的な一般人の比較)研究、および3ヶ月間のトレーニング実験において、血漿抱合型カテコラミンには運動トレーニングの影響は認められなかった。したがって、脱トレーニング後について検討した今回の研究結果は、前年度の結論をさらに裏付けるものであった。
この研究に加えて、淡水と海水へ入浴時の低刺激負荷した時の血圧と抱合型カテコラミンの関係を検討した。その結果、交感神経-副腎系への低刺激負荷は、入浴中の血圧は低下をもたらすが、抱合型カテコラミンは有意な変化をしなかった。したがって、安静時の血圧に対し、抱合型カテコラミンは影響を及ぼさないことが明かとなった。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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