2001 Fiscal Year Annual Research Report
新学習指導要領に明示された「水辺活動」の開発と普及-インターネットを核として-
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13680038
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
柳 敏晴 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (30239800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 尚浩 鹿屋体育大学, 体育学部, 助手 (70274868)
川西 正志 鹿屋体育大学, 生涯スポーツ実践センター, 教授 (50177713)
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Keywords | 水辺活動 / 開発と普及 / インターネット / 指導者養成 / ウォーターワイズ / ライフセービング / セーリング種目 / ローイング種目 |
Research Abstract |
今年度は日本全国で展開されている「水辺活動」プログラムの一部調査,及び「水辺活動」先進国であるオーストラリア・ニュージランドの調査を行った. 10月には国内の淡水で水辺活動を実施されている山中湖を調査し,淡水域での活動状況を把握できた.2月にはオーストラリアシドニーにおいて,サーフ・ライフ・セービング・オーストラリアを訪問し,ナショナル・デベロプメント・マネージャーにインタビューを行い,サーフ・ライフ・セービングに関する資料を収集することができた.西海岸パースにあるエディスコーワン大学スクール・オブ・マーケティングのツーリズムアンドレジャーを訪問し,「水辺活動」とツーリズムやレジャーとの関係を調査する糸口が掴めた.ニュージランドオークランドでは,マリタイムミュージアム(海洋博物館)で船の歴史に関する資料収集をした.ワイカト大学レジャースタディ学科では,ニュージランドにおける「水辺活動」ウォーターワイズに関する資料を,クライストチャーチ大学では,「水辺活動」全般についての資料収集ができた。3月には九州圏内の国・公立青少年教育施設で「水辺活動」を実施している以下の施設を訪問し,資料収集及び担当者へのインタビューを行った.宮崎県御池少年自然の家,宮崎県青島少年自然の家,北九州市立もじ少年自然の家,福岡県立少年自然の家「玄海の家」,海の中道青少年海の家,佐賀県波戸岬少年自然の家,天草海辺の自然学校,熊本県立天草青年の家,熊本県立あしきた青少年の家の9施設である.殆どの施設が海型であり,ローイング種目を中心にプログラム展開がなされている.指導者の養成が課題であり,セーリング種目の指導者が少ない特徴があった.現地の人達(特に漁業従事者)との調整でプログラム展開が制限されている例が見受けられた. データーベースフォーマットの作成,データーベース化及びホームページの作成を現在行っている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 柳 敏晴: "海を学ぶ海と遊ぶ"みんなのスポーツ. 266. 13-15 (2001)
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[Publications] 小張一峰: "海洋活動が児童の健康保持・増進に与える影響についての調査"日本財団助成事業 海洋の健康活用に関する調査研究報告書. 23-76 (2001)
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[Publications] 柳 敏晴: "水辺の遊びからレジャー,そしてスポーツへ"水辺活動のための指導者用テキスト (財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団. 11-15 (2001)