2003 Fiscal Year Annual Research Report
発育発達期の体力に適した青少年柔道の科学的指導法の検討
Project/Area Number |
13680049
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
中島 豸木 国士舘大学, 武道徳育研究所, 教授 (20296817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 政幸 大東文化大学, 経済学部, 教授 (50054854)
植屋 清見 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (70016541)
芳賀 脩光 筑波大学, 体育科学系, 教授 (80093102)
柏崎 克彦 国際武道大学, 体育学部, 教授
橋本 敏明 東海大学, 体育学部, 教授 (80208454)
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Keywords | 伝統文化 / 柔道教育 / 身体形成 / 発育発達 / 体力 / 筋パワー / バイオメカニクス / 酸素血行動態 |
Research Abstract |
青少年柔道の研究課題は、まず青少年柔道ということばの定義から始まって、柔道練習が子ども達に与える生態負担度の測定や技術的な指導法の確立など様々の問題が考えられるが、われわれは、自分たちも現場の指導者として青少年に携わる者として、青少年柔道の実態を把握し、青少年柔道の科学的指導法を検討することが研究の第一歩と考えると同時に子ども達の心理的な面の検討もさらに重要であると推察し、小中学生の新学習指導要領が導入され、新しく総合的な学習時間が創設されたが、その反面、学校、社会では不登校、いじめ等々の問題があとをたたないのが現状である。またスポーツ界においても「勝利至上主義」にはしる傾向がみられ、ドーピング等の問題も見逃すことは出来ない。 そこで今回は某私立中学生全体を対象に生徒の学校に対しての適応度、仲間志向度についてその実態を調査した。(質問紙法:学校生活に対する意識の類型(久世敏雄ほか1985)) その結果から、私立中学校生徒は入学受験をし、その学校の特徴をよく理解し、また学校サイドにおいても一定のレベルの生徒が対象であるためそれほどの差は認められなかった。しかし、男子生徒のみに若干の差は見られたが、このことは生徒自身の自己表現や自己主張の現れであり、十分に理解する者である。この様に某私立中学校の生徒全体については学校適応型および仲間志向型であり、学校生活にも適応し、生活習慣にも順調な発達を示していると推察された。子ども達の心理学的な面と体力学的面との相互関係を現し本研究の纏めとしたいと考えている。
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