2001 Fiscal Year Annual Research Report
クレアチン経口摂取により女子柔道選手の運動パフォーマンスは高まるか?
Project/Area Number |
13680057
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
桑森 真介 明治大学, 商学部, 教授 (10192048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
射手矢 岬 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90292995)
村松 成司 千葉大学, 教育学部, 教授 (40174312)
春日井 淳夫 明治大学, 政治経済学部, 助教授 (80204402)
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Keywords | クレアチン・サプルメント / 女子柔道選手 / 高強度運動パフォーマンス / 身体組成 / アデニレートキナーゼ反応 / クレアチンリン酸 / リン31磁気共鳴分光法 / エネルギー代謝 |
Research Abstract |
平成13年度は、実験の準備、予備実験、本実験と研究をすすめる予定であった。本実験にむけて準備か必要なことの一つには、身体組成測定システムの作成とその予備実験があった。このシステムは、水中体重秤量装置と肺残気量測定システムから構成されるが、これらの内前者については装置の作成が完了し、予備実験もすでに数回実施し、容認し得る精度で測定できることが確認された。しかし、肺残気量測定システムに関しては、作成にかなりの時間を要し、現在(平成14年初旬)においても予備実験に入る段階であり、計画よりも大幅に進行が遅れた。すなわち、身体組成については、平成l3年度中に本実験を行うのが困難となった。また、本研究では、高強度運動中に消費されたATPを供給するためにアデニレートキナーゼ反応がどの程度貢献しているかを、クレアチン摂取の前後で比較する目的で運動の前後で採血を実施することを計画していた。この測定の準備としては、測定項目の再検討、採血のタイミングに関する検討、採血の量と事後の処理に関する確認などが必要であった。この点に関しても、検討が遅れ平成13年度中に本実験を実施することが難しかった。さらには、本研究では、クレアチン摂取前後で筋内のクレアチンリン酸濃度が高まるかどうかを確認するため、東京医科大学公衆衛生学教室の協力を得て、筋のリン31核磁気共鳴(NMR)スペクトルを測定する予定であったが、平成13年夏に使用予定の装置にトラブルが発生し、本研究を計画どおりにすすめることが困難となった。これらの理由により、本研究では、平成13年度中に学会発表、論文作成等の研究実績をあげることはできなかった。平成14年度は、4〜5月の間に本実験を実施し、平成14年度後半に開催される学会、研究会等に研究成果を発表し、なるべく早い段階で論文作成に取り組みたいと考えている。
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