2003 Fiscal Year Final Research Report Summary
スポーツ動作の特異性を考慮したトレーニングマシーンの開発
Project/Area Number |
13680067
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
体育学
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
伊坂 忠夫 立命館大学, 理工学部, 教授 (30247811)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木野 仁 福岡玉業大学, 工学部, 助教授 (50293816)
川村 貞夫 立命館大学, 理工学部, 教授 (20186141)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2003
|
Keywords | トレーニング機器 / 機械的インピーダンス / 筋-腱活動 / 超立波エコー / 筋力トレーニング |
Research Abstract |
本研究ではインピーダンストレーニング機器の開発ならびに超音波画像処理を用いた筋・腱の運動解析を中心に進めた その結果,得られた成果は以下に要約される. [1]インピーダンストレーニング機器の開発 DDモーターを使用して,肘関節屈曲・伸展トレーニング用の機器の開発を行った任意のインピーダンスを呈示することで,過負荷と特異性の原理を両立できるトレーニング負荷の実現を目指した.また,呈示するインピーダンスは,可変制御できるシステムを目指した. 本装置は,トレーニングマシーンであるため,常に人間と接触するため,装置の安全性には格別の配慮をし,運動可動域を越えた時点で強制的に停止するようにした.また,安全スイッチによる停止もできるようにした.トレーニング負荷となるインピータンスの呈示は,ルンゲ・クノタ・シル法を用いたPDフィードハンク制御を用いて行った.現在までのところ,剛性,粘性の呈示は理論値とほぼ近似した出力値を示す.その一方で,慣性の値については,理論値と出力値にばらつきが見られる.この慣性項の精度を高めることにより,任意のインピーダンスを呈示し,また可変制御可能なトレーニングシステムが完成できる. [2]超音波画像処理を用いた筋・腱の運動解析 足関節を動的に活動させた時の前脛骨筋の超音波画像をとり,それをリアルタイムで処理して,羽状角度を提示することを行ってきた.また,筋束・腱板の接合点をマーキングしてその接合点移動距離を計側するソフトを開発し,測定精度を高めた.
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 伊坂忠夫, 井上拓郎, 本荘直樹, 川村貞夫: "運動パターン学習用スポーツトレーニング装置における視覚・力覚情報の効果"日本機会学会 スポーツ工学シンポンウム2001. 155-159 (2001)
-
[Publications] 三宅聡行, 武村史朗, 伊坂忠夫, 川村貞夫: "超音波画像処理を用いた筋・腱の運動解析に関する基礎研究"第23回バイオメカニズム学術講演会. 207-208 (2002)
-
[Publications] 重歳憲治, 森野友介, 武村史朗, 伊坂忠夫, 川村貞夫: "超音波画像処理を用いた筋・腱活動のリアルタイム計測へのアプローチ"日本機械学会機械力学・計測制御部門講演会. (CD-ROM論文集). (2003)