2002 Fiscal Year Annual Research Report
授業設計訓練と授業実施・評価とを連携させた教師教育支援システム
Project/Area Number |
13680229
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
松田 稔樹 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (60173845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 泰朗 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30312911)
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Keywords | 授業設計 / 授業実施 / 授業評価 / 訓練システム / 教授活動モデル / 教師教育 / 支援システム / ネットワーク |
Research Abstract |
本研究では、松田ら(1999)の「授業設計訓練システム」と、中山ら(2000)の「授業進行支援システム」とを結びつけ、教職課程履修生の授業設計・実施・評価・改善能力を向上させるための訓練システムを開発することを目的とした。昨年度は、CGIで実現されている中山らのシステムの問題点を改善するために、Windows上で動作するサーバ・クライアント型アプリケーションとしての「一斉授業実施支援システム」を開発した。今年度は、この「一斉授業実施支援システム」と「授業設計訓練システム」とを連携させて動作させるためのサブシステムの開発を行うと同時に、本システムを最終的に教育実習などで利用できるようにするための「授業設計システム」のWebアプリケーション化を行った。前者については、(1)「授業設計訓練システム」で記述した指導案の「伝達内容」を授業中にそのまま表示できる形式にするための提示形式情報付加エディタ、(2)実際に指導案にそって情報提示を行うための教材配信機能、(3)学習者からの反応収集のための反応収集コンテンツ自動生成機能、(4)収集したデータの集計と助言提示機能、(5)計画と実態とのズレを解消するための代替案実行機能、(6)授業後の指導案改善支援機能を開発した。また、システムを教職課程の授業で試用し、授業改善の効果を確認した。一方、後者については、htmlのフォーム機能の範囲のみで実現可能なインタフェースを検討し、Web版「授業設計訓練システム」を実現した。実際に教職課程の授業で運用し、従来の「授業設計訓練システム」との比較を行った結果、自由な時間・場所から利用できる点は高く評価されたが、インタフェースについては改良の必要があることが分かった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 松田稔樹: "授業研究と教師教育をつなぐツールとしての教授活動ゲームの開発"日本教育工学会第17回大会講演論文集. 109-112 (2002)
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[Publications] 樋口陽一: "教授者の意図に応じた伝達内容の自動生成〜ボイルの法則を題材として"日本教育工学会第17回大会講演論文集. 755-756 (2002)
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[Publications] 松田稔樹: "授業設計訓練システムと教授活動ゲームの統合化"日本教育工学会研究会報告集. JET03・2. 1-8 (2003)
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[Publications] 畠中亮: "設計-実施-評価-改善の一連のプロセスを支援する授業訓練システムの開発"日本教育工学会研究会報告集. JET03・2. 17-24 (2003)