2001 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを活用した中国語学習支援システムの開発とより一層の実用化
Project/Area Number |
13680258
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
ビラール イリアス 立命館大学, 経済学部, 講師 (50333191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 敏康 立命館大学, 経済学部, 教授 (90144047)
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Keywords | インターネット / 語学教育 / CALL / JavaScript JAVA / 語彙 / 中国語学習 |
Research Abstract |
コンピュータで語学教育を行うことが可能かつ効果的であることは今もう立証済みである。そのためか、今のところ殆どの教育機関でCALL教育の本格的な導入に取り掛かっている。が、現状では中国語のCALL教材は教育現場の期待に応えられるものではない。そこで、我々は教育現場で実際に使える「インターネットを活用した中国語学習教材」を作成するための研究開発を目指してきました。具体的には、以下の4点を完成することである。(1)中国語のピンインの音節および声調の学習を音声だけではなく画像とテキストによる発音ヒントを見ながら学習できるような教材ソフトを作ること。(2)単語学習ソフトの開発。単語のイメージ、用例、用例訳、音声などを通して単語学習を支援し、しかも学習した単語の定着度を測る自己テストもできる教材ソフトを完成すること。(3)中国語のリスニング学習ができる教材ソフトの開発とリスニング学習の定着度を測る自己テストもできる教材ソフトの完成。(4)ドリル教材システム開発。つまり、インターネットで並べ替え、翻訳、穴埋め、選択、記述など多様な形式で中国語の学習ができる教材ソフトを完成する。 上記の4つの目標のうち、(2)と(3)は完成した。教育現場ですぐにも使える。(1)と(4)も完成されているが、ブラウザに依存する欠点がある。これらの教材システムの特徴はインターネット言語であるJavaScriptで書かれている。(1)を除けば、教材内容を外部から与える仕組みになっている。つまり、システムのソースを弄らなくても、一定の書式で文章を書き、それを特定の場所に置くだけで教材システムに反映される。また、フォント指定を変えるだけで、他種の言語に転用することもできる。 今後の予定は(1)と(4)のブラウザ依存性の改善と全体に対して教材コンテンツ(教材の中身)を増やし実用化をより一層強化することである。
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[Publications] ビラール イリヤス: "語学用Web教材に汎用性をもたらす試み"コンピュータ&エデュケーション. Vol.11. 9-14 (2001)
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[Publications] ビラール イリヤス: "インターネットを活用した中国語単語学習教材"2001 PC Conference 論文集. 96-97 (2001)
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[Publications] ビラール イリヤス: "コンピュータと語学教育"Paper Collection of China XUAR Overseas Scholars' Research Activities. Vol.2. 39-47 (2001)
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[Publications] ビラールイリヤス, 斎藤敏康: "Chinese Language Education in the Age of Internet"ICICE2001(International Conference on Internet Chinese Education). 第2回. 50-55 (2001)
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[Publications] ビラール イリヤス: "情報化時代における語学教育の動向"UMID'2001学術交流会. (口頭発表). (2001)