2002 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを活用した中国語学習支援システムの開発とより一層の実用化
Project/Area Number |
13680258
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
斎藤 敏康 立命館大学, 経済学部, 教授 (90144047)
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Keywords | CALL / HTML / Java Script / ピンイン / 声調 / インターネット |
Research Abstract |
平成14年度科研費「交付申請書」の「本年度の研究実施計画」の項でも述べたように、「インターネットを活用した中国語学習教材」を制作する上で、近4年来の我々の目標は以下の4点から成っていた。(1)初学者がピンインの音声と声調を音声+画像+テキストによって学習できる。(2)学習段階に応じた単語学習ソフトの開発。(3)特にリスニング学習において定着度を測る自己診断テストが可能な教材ソフトの開発。(4)翻訳、穴埋め、選択、記述など多様な形式で学習できるドリル教材ソフトの開発。 以上4つの目標の内、(2)と(3)についてはすでに昨年度に基本的な完成をみていたが、今年度は教育現場で試行しながら単語や問題量を増補し、自学自習の観点からより使いやすくする等の改定と改良を重ね、一層使いやすくまたコンテンツの充実したソフトに仕上げた。(1)と(4)については、今年度まずプラウザに依存する欠点を解消し、同時に教材コンテンツを大幅に増やして、正課学習の補習としてもまたアドバンストの技能を培う上でも極めて有用な教材になったと考える。 また開発しつつある教材の特徴を国内の二つの学会で報告し、研究者・専門家と意見を交わした。CALL教育のスキル、教授方法の確立という課題についても、教育現場での試行錯誤も含めて一定の探究を試みた。 これらの研究の成果については、前代表研究者イリヤス・ビラール氏とともに300頁を超える「研究成果報告書」を準備中であり、詳しくはそちらに譲りたい。
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[Publications] ビラールイリヤス, 斎藤敏康: "中国語学習ランドの構築について"2002 PC Conference論文集. 378-379 (2002)
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[Publications] ビラールイリヤス, 斎藤敏康: "Chinese Language Education in the Age of the Internet"ICICE2001国際会議(台北). 51-55 (2002)
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[Publications] ビラール イリヤス: "コンピュータを用いた語学教育の現状分析"立命館経済学. 50巻5号. 227-239 (2002)