2002 Fiscal Year Annual Research Report
自由サイズ点字印刷システム及び視覚障害者用LaTeX文書作成支援システムの開発
Project/Area Number |
13680265
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
原 俊介 筑波技術短期大学, 視角部・一般教育等, 教授 (10091919)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原 正治 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 講師 (20234106)
大武 信之 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(視角障害系), 助教授 (10223851)
佐藤 浩史 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (10017197)
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Keywords | 視覚障害者 / 点字 / LaTeX / 数式 |
Research Abstract |
今年度は、自由サイズ点字印刷システムは原が中心となって佐藤、河原と、またLaTeX文書作成支援システムシステムは佐藤が中心となって原、大武と密接な連絡をとりながらシステムの作成を行い、前年度に完成したプロトタイプのシステムの改良を行うとともに、ノート型パソコンを筑波技術短期大学に設置して、LaTeX文書作成支援システムシステムに対し全盲の学生および研究者にシステム・チェックを兼ねた検証作業の協力を依頼した。 2002年7月15-20日オーストリア情報処理学会主催でオーストリア・リンツ市のヨハン・ケプラー大学で開催された第8回障害者支援のための計算機利用国際会議(8-th ICCHP)においてこれまでの成果を発表するとともに、視覚障害学生の受け入れに積極的なヨハン・ケプラー大学情報処理学科、及び同大学内に設置されているオーストリア大学間共同視覚障害学生支援情報機構(i3s3)訪問、連合王国ラフバラ市で開催された第10回視覚障害学生のための国際コンピュータ・キャンプ(10-th ICC)参加等においてシステムについての議論およびヨーロッパにおける視覚障害学生支援の実情把握を行った。 また、オーストリア・ウイーン工科大学教授、i3s3機構長A.M.ツォア博士が本短期大学を10月に訪問し、研究についての討論を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S.Hara, R.Kawamitsu, K.Kusunoki, H.Sato, M.Fujiyoshi: "Braille Printing System"Computers Helping People with Special Needs [8th International Conference, ICCHP 2002 Proceedings]. 594-601 (2002)
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[Publications] H.Katoh, M.Pauly, S.Hara, E.Nagaoka, K.Miesenberger: "Learning from Each Other : Comparing the Service Provision for Blind and Visually Impaired Students in Post-Secondary Education in Japan and Europe"Computers Helping People with Special Needs [8th International Conference, ICCHP 2002 Proceedings]. 753-755 (2002)
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[Publications] 北村いつか, 久保美香, 佐藤浩史, 原俊介, 大武信之, 河原正治: "超流通を用いた墨字および点字ファイルの電子配信"電子情報通信学会技術研究報告 ET2002-68. 1-6 (2002)