2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13680321
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
上谷 順三郎 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10233941)
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Keywords | 言語教育 / 教員養成 / 中等教育 / 日本 / オーストリア共和国 |
Research Abstract |
平成15年度は3年計画で進めてきた、本研究総括のための最終調査と報告書の作成が中心であった。 1 オーストリアの言語教育の実際についての検討 1998年より毎年訪問しているウイーン市内のピアリステン・ギムナジウム(Piaristen Gymnasium)の実際の授業を参観し(2003.9.14〜24)、本研究の海外共同研究者でもあり学校長でもあるWildner氏、ドイツ語担当者3名にインタビューを行った。今回は特に、伝統的な学習内容(文学史)とその方法(語りの形式)について取材することができた。 2 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2000についての検討 最新の報告書を入手し、それらについて、オーストリアにおけるPISA分析担当官(Thornton氏)と面談の機会を持ち、PISAをめぐる教育界の動向について取材することができた。 3 オーストリアドイツ語教育学会についての情報収集 昨年度、学会理事を通して2003年9月開催予定の当該学会への参加許可を得ていたが、開催が延期となったため、この点についての成果は得られなかった。 4 国内における研究成果の発表 本実績報告書の11「研究発表」に挙げたように、15年度には2つの論文を発表した。特に「読者養成プログラムの構想」は、本研究を踏まえた、今後の研究の方向を示すことができた。 5 報告書の発送 国立大学・短大・研究所・センター図書館(104)ならびに教員養成系学部・大学の国語教育担当者(53)へ、4月中に郵送する予定である。
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Research Products
(2 results)