2001 Fiscal Year Annual Research Report
看護学科における英語教育のニーズアナリシスとカリキュラムへの示唆
Project/Area Number |
13680329
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
園城寺 康子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50057337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深谷 計子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (00238445)
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Keywords | 看護教育 / 英語教育 / ニーズアナリシス / アンケート調査 / カリキュラム / ESP |
Research Abstract |
この研究の目的は看護職に必要とされる基本的英語力を考慮しながら、専門分野における英語へのニーズを広く調査分析することで、看護教育の中での今後の英語教育の方向性を探ることである。できればカリキュラム構築などへの示唆をも期待している。 今年度の主要研究経過は以下の通りである。 1、先ず先行研究文献に当ったが、大規模な英語使用実態や必要度に関する調査報告がないことが判明した。 2、調査アンケートを作成するため、大学英語教育学会のESP部会に所属し動向をさぐり、看護系大学・短大、看護専門学校の教員と臨床看護婦・士とを対象に、英語の使用頻度や必要度を測るための質問項目を検討した。集団特性として、医師などと比べて教育背景や資格に差があることや、職域が広いことなどが判明した。 3、その後、本学の倫理委員会に研究計画書を提出し、アンケート調査の前に協力同意を得ることや、倫理的配慮を行うことで、研究実施許可を得る。 4、プレテストを本学教員・病院関係者や中央区保健所、訪看護センターを中心に35名に実施し、その結果を項目別と一部クロス集計し、それを基にアンケートの修正変更を行った。回収率など考慮し、調査対象を病院看護婦と看護教員に絞ることにした。 5、アンケート見本と協力同意を問う返信用ハガキを同封し、全国病院一覧から等間隔抽出した200床以上の病院205と151の看護系大学・短大、専門学校に、アンケート依頼書を送った。 6、その結果65院、90校から同意の回答を得て、1月から順次に大学716通、病院は予想以上に協力的で,4822通を発送し現在もまだ対応している。回答者個人から順次回答が寄せられており、すでに3600通を越している。 7、回収が終了したら、次年度は集計分析に入る予定である。
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