2002 Fiscal Year Annual Research Report
Web-Basedによるリアリスティックおよびノンリアリスティック画像生成の研究
Project/Area Number |
13680393
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西田 友是 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (10131690)
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Keywords | コンピュータグラフィック / Web-based / 写実的表現 / 非写実的表現 / 画像生成 / インタラクティブ |
Research Abstract |
本研究はCG技術を応用し、形状を写実的(リアリスティック)あるいは非写実的(ノンリアリスティック)に表示するものであり、次の研究項目が必要である。 1、物理則に基づく写実的表現 2、Web-Basedのインタラクティブシステム 3、非写実的表現 本研究は、ユーザに負担をかけずにデータベースを駆使し、複雑な任意形状の3次元形状モデルを生成し、それをネットワークを介して効率よく伝送し、汎用PCに描画するものである。その際、形状の性質や複雑さ、あるいはユーザ要望に応じて描画方法を選択できるシステムである。対象とする形状は人工物とその背景となる自然景観である。描画(レンダリング)としては、写真のようにリアルなものと、スケッチ風の非写実的なものを選択できる。ある程度の対象物に関してはすでにモデル化の基礎は既に完了しており、それらを統合化しよりモジュール化をはかる。特に曲面形状のシンプル化の手法の開発に力点をおく。本年度は、デジタルビデオレコーダを購入して昨年度の写実的表現の成果を高画質で録画・保存すると共に、研究としては2のWeb-basedのインタラクティブシステムについて行った。Web-basedのインタラクティブシステムに関しては、Java言語を採用することによりネットワーク化を計り、利便性を増加させた。Javaはオブジェクト指向言語であるため、プログラム開発の効率化が計れた。本研究においては、多種の対象物を扱うので、それらを統一的に扱うにはオブジェクト指向言語は最適であった。またJavaはインタラクティブ性に優れたGUIを構築するにも有用であり、分散処理が実現するメリットもある。すでに研究代表者は、Javaによる表示法の一部実験(遠隔学習システムを開発)を終了していたため、より広範なシステムにするための研究を行うことができた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 陳炳宇, 西田友是: "Javaを用いたWeb3Dのための3次元グラフィックスおよびVRMLライブラリの開発"電子情報通信学会論文誌. Vol.J85-D-II. 1047-1054 (2002)
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[Publications] B.-Y.Chen, T.Nishita: "Multiresolution Streaming Mesh with Shape Preserving and QoS-like Controlling"Proc. of Web3D. 35-42 (2002)
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[Publications] Y.Mochizuki, T.Nishita: "Development For WEB-Based CG System And ITS Application to Modeling And Animation Systems"Proc. of ICCG2002. 172-177 (2002)
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[Publications] B.Chen, T.Nishita: "Adaptive Solid Texturing for Web Graphics"Proc. of SIGGRAPH2002, Web Graphics. 299 (2002)
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[Publications] Y.Dobashi, T.Haga, H.Johan, T.Nishita: "A Method for Creating Mosaic Images Using Voronoi Diagrams"Proc. of EUROGRAPHICS2002. 341-348 (2002)
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[Publications] B.Chen, T.Nishita: "Adaptive solid texturing for Web3D applications"Proc. of Pacific Graphics2002. 433-434 (2002)