2001 Fiscal Year Annual Research Report
人間指向ネットワークのタイムクリティカル通信方式の研究
Project/Area Number |
13680487
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
井手口 哲夫 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (10305518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田 学軍 愛知県立大学, 情報科学部, 助手 (70305514)
奥田 隆史 愛知県立大学, 情報科学部, 助教授 (20204125)
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Keywords | タイムクリティカル通信 / タイムウインドウ / 多次元情報通信 / 待ち行列モデル / 性能評価 / マルチキャスト通信 / 全順序通信 / 通信プロトコル |
Research Abstract |
本年度の研究実施概要は以下のようになる。 (1)アーキテクチャとモデルの研究 タイムクリティカル通信にこけるタイムウインドウのモデル化とその属性の解明のために、タイムウインドウの定義法について3方式を挙げ、その定性的比較を行なうとともに、送信機構の方式として単一送信方式、メディア対応送信方式、優先送信方式の中からポーリング方式としてメディア対応方式おける3種類のメディア特性の基礎調査としてシミュレーションによる遅延特性をトラヒック負荷を変数した場合の特性評価を行なった。今後は他の送信方式における特性評価を行なう予定である。 (2)タイムクリティカル通信方式の研究 タイムクリティカル通信プロトコルの1プロトコルとしてマルチキャスト通信におけるタイムウインドウの規定に関して、全順序を保証する上での遅延特性と遅延の分散についてトラヒック負荷を変数とするシミュレーションを行なう。良好な結果を得た。今後はこのプロトコルについての規模性の特性を検討する予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 田 学軍, 井手口 哲夫, 安田 博, 奥田 隆史: "メッセージブローカサーバを用いる適応的全順序マルチキャストの提案"情報処理学会マルチメディア・分散・協調とモバイルシンポジウム. 2001.7. 325-330 (2001)
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[Publications] 平尾 剛志, 田 学軍, 井手口 哲夫: "メッセージブローカサーバによる適応的全順序マルチキャスト方式の一検討"平成13年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 326 (2001)
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[Publications] 山下 大輔, 井手口 哲夫, 奥田 隆史: "複数メディア間におけるタイムクリティカル通信方式の一考察"平成13年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 236 (2001)
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[Publications] 田 学軍, 井手口 哲夫, 安田 博, 奥田 隆史: "メッセージブローカサーバを用いる適応的全順序マルチキャストの提案"情報処理学会論文誌. 42・12. 3112-3120 (2001)
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[Publications] 奥田 隆史: "コンピュータ演習室の利用形態のモデリングとその解析"日本教育工業会誌ショートレター. 252. 13-16 (2001)