2001 Fiscal Year Annual Research Report
人とコンピュータのインターフェース改善のためのIT基盤技術に関する研究
Project/Area Number |
13680488
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
村田 厚生 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10200289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 雄三 広島市立大学, 情報科学部, 助手 (30326425)
三好 哲也 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (10254434)
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Keywords | バーチャルリアリティー / 平衡機能 / 認知機能 / 回復時間 / 視線入力 / 学習特性 / 操作特性 |
Research Abstract |
人とコンピュータのインターフェース改善のためのIT基盤技術に関する研究として,VRの長時間使用におけるモーション・シックネスからの回復過程および視線入力の操作性について見当を加え,以下のような結論を得た。 (1)4時間のVR体験によってモーション・シックネスに似た症状が誘発され,さらには重心動揺の計測結果より,平衡機能の不安定性が増すことが示された。これらのモーション・シックネスおよび平衡機能の不安定性から回復するためには,最低でも1時間を要することが明らかになった。 (2)視線入力システムを構築し,同一のポインティング作業においてマウスとの操作性を比較した。視線入力システムに関しては,マウスのように操作に習熟するようになるまでには時間がかからないこと,すなわちポインティング操作にほとんど学習が不要であることが明らかになった。また,ポインティング時間に関しては,マウスの半分程度に短縮できることが明らかになった。ただし,視線入力では,アイカメラのキャリブレーションに時間を要する点,首を固定してポインティング作業を行うために,長時間の作業には向かないなどの問題点も明らかになった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 植竹篤志, 大塚美保, 高沢要介, 村田厚生: "視覚疲労評価のための視覚特性計測装置の開発"ヒューマンインターフェース学会論文誌. 3・2. 41-49 (2001)
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[Publications] A.MURATA, H.IWASE: "Application of Chaotic Dynamics in EGG to Assessment of Mental Workload"IEICE Trans. Inf & Sys. E-84-D,8. 1112-1119 (2001)
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[Publications] 植竹篤志, 村田厚生: "事象関連電位(ERP)を用いた入浴の精神疲労回復効果の評価"人間工学. 38・2(掲載予定). (2002)