2002 Fiscal Year Annual Research Report
利用者の情報処理要求を代行するエージェント空間の設計
Project/Area Number |
13680489
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
菅原 研次 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (00137853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 英樹 千葉工業大学, 情報科学部, 講師 (70306398)
藤田 茂 千葉工業大学, 情報科学部, 講師 (40296322)
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Keywords | 情報マッチメーキング / ポータル監視エージェント / 情報検索エージェント / エージェント空間 / 利用者アシスタント / 交渉プロトコル |
Research Abstract |
インターネットの利用者のために,さまざまな情報処理や通信業務を代行するためのエージェントの集合を実現することを目的に研究を遂行した.本年度は以下の機能の設計を行った. (1)アシスタントエージェントの設計:インターネットにおける情報提供者の要求を獲得するための利用者インタフェースエージェントの機能の設計を行った.本エージェントは、利用者の嗜好、能力、業務などのプロファイルデータを持ち、これを利用して、あいまいで不完全な利用者要求を取得することを達成目標としている. (2)ポータル監視エージェントの開発:利用者の要求に基づいて、指示されたポータルサイトを監視し、更新情報を獲得してエージェント空間の1次データベースに格納するエージェントの設計と実装を行った. (3)エージェント空間の開発:平成13年度に設計を行ったエージェント空間を、Java言語を用いて実装し、平成13年度と平成14年度に設計され、一部実装されているエージェントが協調動作を行うための分散環境を実現した.平成15年度は、これまでに設計が完了しているエージェントを実装し、本エージェント空間において、それらが目的とする協調行動を行った結果、利用者の処理要求を代行することが可能であることの実証実験を行う. 平成15年度の実験評価は、インターネットを利用したテレワークを行う利用者を対象に行う予定である。そのため、平成14年度は、テレワーキングに関する予備的実験を行っている.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 白鳥則郎, 木下哲男, 菅原研次: "やわらかいネットワーク"情報処理. vol.63,no.4. 639-644 (2002)
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[Publications] K.Sugawara, H.Hara, T.Kinoshita, T.Uchiva: "Flexible Distributed Agent System Programmed by a Rule-based Language"Proc. of IASTED Intern. Conf. on Artificial Intelligence and Soft Computing. July17-19. 7-12 (2002)
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[Publications] Kenji Sugawara: "An Agent-based Framework for Developing Flexible Distributed Systems"Proc. of 1st IEEE International Conf. on Cognitive Informatics. Aug.19-20. 101-106 (2002)
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[Publications] K.Sugawara, Y.Yang, B.Ragsdale, Y.Fujii, T.Kinoshito: "Agent-based Support for Project Teaming in Telework Community"Proc. of PTC2003. Jan.21-23. (2003)
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[Publications] 菅原研次: "千葉工業大学情報科学部情報ネットワーク学科第6研究室"電子情報通信学会情報・システムソサイエティ誌. 7巻、1号. 14-15 (2002)
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[Publications] 藤井良知, 長谷部徹, 山北宏史, 赤平悦啓, 菅原研次: "プロジェクトティーミングを支援するエージェント型ウェブアプリケーション"エージェント合同シンポジウム講演論文集. JAWS202. 425-426 (2002)
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[Publications] 菅原 研次: "人工知能(第2版)"森北出版. 190 (2003)