2001 Fiscal Year Annual Research Report
統合型モーダルシフトモデルおよび解析システムの開発
Project/Area Number |
13680526
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
片山 直登 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (20194780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 裕児 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (80285733)
百合本 茂 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (90129015)
若林 宏明 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (90011056)
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Keywords | モーダルシフト / 交通ネットワーク / 輸送ネットワーク |
Research Abstract |
1.各種調査と基本モデルの開発 従来のモーダルシフト,ロジスティクスに対する数理的なモデルおよび解法に関する文献を調査・整理した.さらに交通ネットワークに対する交通シミュレーション解析システムを開発した.また,事例分析のために必要な物資流動量ODデータ,市区町村別・品目別需要量データ,市区町村別・品目別輸配送費用データなどの基本データ,および各種港湾データ,JR貨物データを収集・整理した.さらに,地図情報データベースシステムを準備した. 2.モーダルシフトの事例の調査および排出物質の排出量の算出モデル 日本において実施されているモーダルシフトの事例を調査し,その経済的な効果および環境面における効果を分析した.また,モーダルシフト時,非モーダルシフト時におけるNOx・CO2・PMなどの各種排出物質の排出量の算出方法,消費エネルギー,交通渋滞の定量的評価方法について調査・分析した. 3.モーダルシフト効果測定のための交通モデルおよび環境モデルの開発 モーダルシフト効果測定,すなわちモーダルシフト前後におけるトラック・一般車両の走行経路・走行速度・交通渋滞,各種排出物質の排出量などを推定するための交通ネットワーク・排出物質の排出量モデルを開発した. 4.輸送ネットワークモデルの開発 モーダルシフトの実施効果を測定するための基礎的なモデルとして,輸送ネットワーク設計モデルを開発し,ソフトウエア化した.これは下界値算出のためのラグランジュ緩和法と実行可能解算出のためのバックワード法・パス修正法・タブサーチ法を組合せた発見的解法である.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Yuji Yano: "The Reconciliation of Supply Chain Management with Regional Planning"Proceedings of the 16th International Conference on Production Research. 1. 1-10 (2001)
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[Publications] 片山 直登: "共同輸送ネットワーク設計問題に対するLagrange緩和法"流通経済大学 流通情報学部紀要. 6巻・2号. 81-91 (2002)
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[Publications] Naoto Katayama: "The Load Planning Problem for Less-Than-Truckload Motor Carriers and a Solution Approach"Proceedings of the 7th International Symposium on Logistics. (発表予定). (2002)