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2001 Fiscal Year Annual Research Report

山火事が生態系におよぼす影響とその跡地の修復に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13680622
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

津田 智  岐阜大学, 流域環境研究センター, 助教授 (50212056)

Keywords山火事 / 生態系 / 植生 / 遷移 / 埋土種子
Research Abstract

わが国では一年間に4000件以上もの山火事が発生し,毎年数千haもの植生が焼失しているにも関わらず,山火事が生態系におよぼす影響は必ずしも明らかになっていない.本研究では,おもに山火事が生態系に与える影響を明らかにし,さらに時系列に沿った火事跡生態系における植生の修復過程を予測することを目的として計画された.したがって,火事直後の山火事跡地のみならず,火事から比較的長い期間放置された火事跡の調査が不可欠である.
平成13年度は,岩手県を中心とした北東北地域での過去の山火事の情報を得るため,岩手大学や岩手県立大学の研究者と情報交換をした.また,各地の図書館において過去の山火事の文献調査を実施した.その結果得られた情報をもとに,北上山地の古い火事跡を予備調査し,軽米町,久慈市および釜石市の火事跡が調査に適していると判断した.これらの火事跡の本格的な調査は平成14年度に実施する予定である.
一方,北海道富良野市に位置する東京大学北海道演習林内の古い火事跡(1914年焼失)で樹木調査および植生調査を実施し,火事後の植生遷移の結果,ウダイカンバやトドマツを主体とする針広混交林が形成されていく過程の解明を目指した調査をおこなった.この研究のうち,現存植生の記載に関する部分はすでに植生学会誌に投稿中である.
また,秩父の父不見山でサンプリングした埋土種子分析用の土壌サンプルのうちの一部を篩がけ処理した(謝金による補助員).

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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