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2001 Fiscal Year Annual Research Report

PTA活動における住民参加の機能と可能性に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 13710178
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKoran Women's Junior College

Principal Investigator

藤井 美保  香蘭女子短期大学, 家政科, 助教授 (90243857)

KeywordsPTA / 住民参加 / コミュニティ / 住民組織
Research Abstract

本研究の目的は、子どもの父母だけではなく一般の地域住民が参加するPTA活動(CTA=Community-Teacher Association)の可能性と条件を探ることにある。具体的には、一般の地域住民のPTA活動に対する関心や意見、参加意欲を把握・分析するとともに、ケーススタディーとして、実際のPTA活動の場面(行事や会合等)を観察し、分析するという作業を進めることによって、住民のPTA活動への参加条件を明らかにしょうと試みるものである。
本年度はまず、予備調査を兼ねて、福岡県のA小学校区内にある住民組織の役員層に対してインタビューを実施した。その結果、子どもの父母以外の一般住民はPTA活動に対する関心や参加意欲をあまり持っていないこと、その中では高齢者層の参加意欲が若干高いこと、そして一般の住民が実際にPTA活動に参加することは非常に少ないことなどが見いだされた。
また、地域住民のPTA活動への参加実績があるB小学校を事例として、PTA活動の行事や会合の際に、その活動の様子を直接観察するとともに、ビデオカメラにより記録し、参加者の発言や行動、その場の状況などを文字化したうえで分析を進めてきた。その結果、この校区は山間部の農村にあり、昔ながらの地域社会の条件が未だ残されていることもあって、PTA活動への住民参加の様態もどちらかと言えば方的に学校に協力・奉仕する形となっていること、しかしながら実際に参加した住民にとっては地域の子どもとふれあうよい機会として捉えられていること、子どもたちも住民の参加と協力を歓迎していることなどがわかった。
現在は、上記のインタビューと直接観察の結果に基づいて、一般の住民を対象とする質問紙を作成し、福岡県内の4つの小学校区で郵送調査を実施しているところである。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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