2001 Fiscal Year Annual Research Report
都市熱環境・エネルギー消費関連分析のためのデータベース構築に関する研究
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13750530
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Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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| Research Institution | Sojo University |
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Principal Investigator |
上野 賢仁 崇城大学, 工学部, 講師 (50269106)
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| Keywords | 都市 / 熱環境 / データベース / エネルギー消費 / 空調負荷 / リモートセンシング / 衛星画像 / GIS |
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| Research Abstract |
本研究は、1)都市熱環境とエネルギー消費の空間的な関連分析に必要なデータの集約、集積、2)都市域全体についての数値情報と建築モデルによる時間・空間的な空調エネルギー負荷計算結果の精度向上、3)高解像度衛星画像による街区規模の熱環境構造を詳細に考慮した分析を目指している。
本年度は、これまでに実施してきた解析で必要とした各種情報を整理し、データベースとして集約することと、土地被覆解析としてLANDSAT衛星画像に加えて高解像度リモートセンシングデータを使用することを考えた。
具体的に第一として、熊本市を解析対象とした都市熱環境とエネルギー消費及び住民意識に関する調査を実施した。熱環境は都市域の地点ごとに違いが生じる。このため、生活者の意識や行動も影響を受け、結果としてエネルギー消費にも違いが生じてくる。この調査では、都市内の数箇所の地点を選び、基本的な情報(回答者属性、住居等)、環境への意識・行動(エネルギー消費に関連する重要な因子)、エネルギー消費、空調機器使用状況、夏と冬の快適さ、周辺環境について質問した。この調査で、都市域の熱環境とエネルギー消費の空間的な関連について、またデータベース構築のための基礎的知見を得ることができた。
第二に、データベース構築を目指して、これまで実施した解析を基礎として、(1)都市熱環境の決定要因、解析手法、情報、評価指標の関係を整理、(2)代表的な検討事項とその内容、各種情報、データベースについて整理・考察した。
さらにデータベース構築を具体化するために、福岡市の中心市街地の高解像度衛星画像を入手、詳細な土地被覆解析を実施している。この結果を用いて、LANDSAT衛星による温度情報とを関係付けた分析を行っている。
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