2001 Fiscal Year Annual Research Report
柱と基礎梁が結合された杭接合部の破壊性状と耐震性能
Project/Area Number |
13750544
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
岸田 慎司 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (10322348)
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Keywords | 杭基礎 / 接合部 / 基礎梁 / せん断破壊 / せん断強度 / 既製杭 |
Research Abstract |
実験計画をたて,試験体を作製した. (1)中低層の建物の基礎に多く用いられている既製杭を対象として,実物大の約1/2に縮小した柱・基礎梁接合部に杭を結合させた試験体を設計する.柱断面は35cm×35cmとし,杭は杭径300φのPHC杭を使用する.実験変数としては,基礎梁の断面と鉄筋量とする. (2)PHC杭を結合さ甘た柱・基礎梁接合部の試験体を作製する.試験体は柱・基礎梁・フーチング・杭が複雑に結合されているので,鉄筋の建て込み,型枠の作製と設置,コンクリートの打設などを信頼のおける試験体作製業者に依頼する. (3)実験は東京都立大学大型構造物試験室にて実施し加力用鉢骨フレームや柱に取付ける軸力載荷用の鉛直ジャッキ,水平力載荷用の水平ジャッキ(容量100tf)などは全て現有設備を用いる.水平変位,柱・基礎梁・杭部材のたわみ,ヒンジ領域の局部変形,杭の回転角などは高精度変位計によって測定する. 実験によって柱と基礎梁の杭の付いた杭接合部の力学的挙動を把握する.静的繰り返し載荷による破壊過程を詳細に観察するとともに,接合部に接続されている基礎梁の挙動も一緒に検討する特に接合部に結合されている基礎梁の挙動を理解するために,主筋・せん断補強筋のひずみやコンクリートの局所的な変形などを詳細に調査する.接合部の復元力特性を調べることによって,基礎梁ごとの変形性能を定量的に把握する.これによって,接合部を含めた骨組の靭性能を適切に評価できると考えている.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 細野具貴, 北山和宏, 田島祐之, 岸田慎司: "水平二方向加力を受けるRC内柱・梁接合部の破壊性状"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.23-3. 379-384 (2001)
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[Publications] 森田真司, 北山和宏, 岸田慎司: "RC造柱・梁接合部の変形性状と入力せん断力に関する研究"コンクリート工学年次論文報告集. Vol.23-3. 361-366 (2001)
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[Publications] 岸田慎司, 北山和宏: "鉄筋コンクリート立体内柱・梁接合部の破壊性状と梁主筋定着性能との関係(その1,2)"日本建築学会大会学術講演梗概集. C-2構造IV. 231-234 (2001)
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[Publications] 白山貴志, 石井健次, 北山和宏, 岸田慎司, 西川孝夫: "3方向静的加力を受ける鉄筋コンクリート造立体部分骨組力学的挙動に関する実験的研究(その1 分力計の性能評価)"日本建築学会大会学術講演梗概集. C-2構造IV. 719-720 (2001)
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[Publications] 小坂英生, 北山和宏, 岸田慎司: "繊維混入コンクリートを用いたRC柱のせん断性能に関する研究(実験概要および実験結果)"日本建築学会大会学術講演梗概集. C-2構造IV. 45-46 (2001)
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[Publications] 長江拓也, 岸田慎司, 柳瀬高仁, 香取慶一, 林静雄: "PRC杭の耐震性能と横補強筋量の関係-杭径及び軸力が異なる場合-"日本建築学会構造系論文集. 第551号. 95-102 (2002)