2001 Fiscal Year Annual Research Report
エアクッション付超大型浮体の流力弾性応答特性および波漂流力低減に関する研究
Project/Area Number |
13750853
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
居駒 知樹 日本大学, 理工学部, 助手 (50302625)
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Keywords | 弾性浮体 / エアクッション支持形式 / 弾性運動 / 低減 / 圧力分布法 |
Research Abstract |
1.研究内容 (1)平面2次元解析プログラムの開発 圧力分布法を適用した簡易モデル化を行い,エアクッション付弾性浮体の波浪応答解析プログラムを開発した。圧力分布法はゼロ喫水理論が適用されているため,数値解析領域は平面2次元である。 (2)エアクッション領域の規則波中弾性変形応答特性に関する系統計算 開発した数値解析プログラムを用いて,エアクッション付弾性浮体の波浪中弾性変形応答計算を行った。解析モデルはエアクッション部分が浮体底部に存在する浮力壁で2つに分割されている物を想定し,外側エアクッションや浮力壁の幅の違いによる応答特性を調べた。 2.結果 (1)浮体底部全面がエアクッションである場合,浮体運動は広い周波数域で存在しなくなる。 (2)長波長域では外側エアクッションの幅は小さく,内部エアクッションの面積が大きい方が運動応答は小さくなる。 (3)短波長域では外側エアクッションの幅を適当に調整することで弾性変形が低減可能であり,その場合は内部エアクッション存在の影響は小さい。 (4)エアクッション領域が広くなることで復原カが低下するため,運動の固有周期が長くなる傾向があり,逆に運動が大きくなる場合がある。
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