• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2001 Fiscal Year Annual Research Report

大腸上皮内リンパ球機能の食餌成分による調節機構

Research Project

Project/Area Number 13760090
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

石塚 敏  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00271627)

Keywords腸上皮内リンパ球 / CD8 / bromodeoxyuridine / 食物繊維
Research Abstract

各種食物繊維摂取時のCD8^+大腸上皮間リンパ球(IEL)のクリプト内における局在と上皮細胞増殖との関連について検討した。WKAH雄ラット予備飼育後に無繊維食、あるいはそれに甜菜繊維、結晶セルロース、フラクトオリゴ糖、グアガム分解物、水溶性大豆繊維を各50g/kg飼料となるように添加した餌をそれぞれ与え、3週間飼育した。屠殺の1時間前にブロモデオキシウリジン(BrdU)を15mg/kg体重となるように皮下投与した。盲腸及び結腸から組織切片を作成し、抗CD8抗体あるいは抗BrdU抗体を用いて免疫染色を行った。各部位においてクリプトに存在する上皮細胞数、CD8^+IEL、BrdU^+細胞数を計測し、上皮層に位置する細胞100個あたりの陽性細胞数を算出した。また、HPLCを用い盲腸内容物中の有機酸濃度を測定した。盲腸、結腸ともに、CD8+IELの頻度は甜菜繊維、水溶性大豆繊維の摂取により無繊維食や結晶セルロース摂取群2倍程度増加した。また、クリプト内でBrdU取込の無くなる位置より管腔側のcell positionに位置するCD8^+IELの頻度はBrdU取込の盛んな位置に比較してCD8^+IEL頻度に比べ有意に高い事が明らかになった。したがって、CD8^+IEL頻度を上昇させる食物繊維とそうでない繊維があることが明らかになり、かつそのCD8^+IELが入り込む位置は分裂を終わり分化した段階であることが示唆された。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi