2002 Fiscal Year Annual Research Report
ミャンマーにおける非木材林産物の利用をめぐる技術と制度に関する研究
Project/Area Number |
13760123
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
谷 祐可子 東北学院大学, 経済学部, 講師 (40326707)
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Keywords | ミャンマー / ウルシ / 生産 / 流通 / 加工 / 制度 / 技術 |
Research Abstract |
平成14年度は、主に平成13年度に実施した調査のデータ整理および分析を行うとともに、追加的な情報を収集するためにミャンマー連邦シャン州における短期の現地調査および石川県金沢市・輪島市における予備的調査を行った。 ミャンマーにおいては、樹液の最大の産地であるシャン州における樹液採取の実態を明らかにすることを目的としていたが、治安等の関係から調査許可が得られず断念し、シャン様式の漆工芸品の工房における聞き取り調査を行った。また中国との国境に近い町におけるさまざまな非木材林産物の流通に関する聞き取りを行った。 石川県においては、輪島漆器の製作工程および、漆器に使用する生漆の流通に関する聞き取り調査を行った。日本国内で生産される樹液の利用が少ないこと、輪島市周辺で採取される樹液の利用は限定されていること等を確認したが、詳細については今後の課題として残された。 また現地調査の成果の一部について「グローバリゼーション下の東南アジアの社会変容と地域変化」(科研費・基礎研究(A)、研究代表:梅原弘光[立教大学文学部教授])に関する国際シンポジウム(Agrarian Transformation and Arial Differentiation in Globalizing Southeast Asia)において口頭発表(Can Plantation Projects Reduce Migration Pressure on Forests? : A case study in Bago Range, Union of Myanmar)を行った。
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