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2001 Fiscal Year Annual Research Report

蛍光ディファレンシャルディスプレイ法を用いた高血圧成因遺伝子の研究

Research Project

Project/Area Number 13770346
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

古川 健治  金沢大学, 医学部・附属病院, 助手 (40324123)

Keywords高血圧 / 遺伝子
Research Abstract

本研究の目的は、ヒト高血圧症の発症に関わる遺伝子や、血圧調節に関与する未知の遺伝子を探索することである。
家系内に高血圧発症者を持ち、高血圧を発症した患者より検体を採取し、total RNAを用いて蛍光ディファレンシャル法(FDD法)にて比較を行った。3種のアンカープライマーと20種のアービタリープライマーを用いてFDD法を行った結果、高血圧患者において発現量が増大しているcDNA断片が8個と、発現量が低下しているcDNA断片が3個得られたため、これらのcDNA断片を候補cDNA断片としてさらに解析をすすめた。
はじめに候補cDNA断片の発現異常を確認するため、ノーザンブロットハイブリダイゼーションを行ったところ、高血圧患者において発現量が増大している候補cDNA断片8個のうち1個で発現異常が確認された。また、発現量が低下している候補cDNA断片3個はいずれも発現異常が確認されなかった。
次に、高血圧患者において発現量が増大している候補cDNA断片に対し、配列を決定するためシークエンスを行った。得られた配列は未知のものであり、この候補cDNA断片の全長を得るため、クローン化し、レース法を用いて全長の配列を得た。
現在、既知の高血圧に関する遺伝子座位と比較するため、FISH法を用いてこの候補cDNAの遺伝子座位を検索中である。
今後、アービタリープライマーの数を増やしさらに新たな候補cDNA断片の探索を行う予定である。また、症例数を増やし、新たな候補cDNA断片の探索を行う予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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